2009/02/19

【北海道スポット】日の出公園(ラベンダー園いろいろ)



 基本的に道央は美瑛・美馬牛のファンで、先に挙げた美瑛マップをたよりに見ていけばはずれはないが、美瑛のほうはスポットが多すぎですぐには紹介しきれないので、先に富良野のスポットを片付けておこう。

 富良野といえばラベンダーで、その観光ツアーなどこでもコースに入っている(また富良野のポスターといえば)ファーム富田が超有名である。ここは広さでは随一だし、入園も無料なので一度も行ったことがないという方は行って損はないスポットである(まあ、こんなブログで今さら紹介することでもないが)。しかし、なんどとなく訪れたものにとってはこういう観光地は少し食傷ぎみになる。

 富良野のラベンダーをみるのによい穴場スポットとして、日の出公園がある。入り口付近には水場もあり、夏なら子どもはここで水浴びのようなこともできる。そして、肝心の花畑だが、写真(下名撮影)にあるように公園の頂上からは富良野の町とともにラベンダーが一望できるし、その道すがらの花畑も美しい。少し高台にあるので、とにかく富良野の町と連峰の景色が美しい。

 そしてなによりここのよいところは、この規模なのに非常に空いているところである。もちろん入場は無料である。ファーム富田のついでにこちらも訪れてみよう。

 なお、ラベンダー中心になるが、「彩香の里」(無料)もおすすめで、ここもハイシーズンに行ってもガラガラで、ゆっくりラベンダーを眺めたいひとにはオススメである。
 逆に行ってはいけないのは、「フラワーランドかみふらの」で、ここはガイドブックにはよく出ているが、入場料は1人500円とられるし、上で紹介したところと比べてユニークなところもない。また駐車場から花畑の途中におみやげ売り場の建物を通り抜ける構造になっており、観光地丸出しである。こういうところは避けてとおるようにしよう。

 ラベンダーのあとは「フラノデリス」でおやつといきましょう(ここは大人気で人が多いですが)。


中島美嘉「見えない星」



少し前になるが、長瀬弘樹の出世作といってよい作品に、中島美嘉「見えない星」がある。
http://web-cache.chocomaru.com/jplayer.html?QU665&%7Ers20ncs02&EJ667%3E%3E452&7&nrrv%3C%29%29qqq%28gkg%7Cih%28ei%28lv%29%23C%3E%23G0%23%3ED%23C5%23%3E7%23%3E%3E%23C5%23%3E7%23GG%23C5%23%3E7%23%3E2%23C0%23%3F%3E%23%3F@+%23C2%23D%3E%23GB%23C3%23D5%23D0%23C1%23DC%23%3EC%23C3%23%3F%3E%23%3E%3F%29bv%29D666KG@%5EQ%3E%29tc%60%3BekYetYvtYvdYo&7453621%3F%3F%3F

いかにも長瀬らしいナキの入ったバラードで、彼が作詞作曲編曲を手がけている。

ドラマ「ハケンの品格」の主題歌といえば、あぁ、あの曲かと覚えている方も多いのでは。


「こんな寂しさくれるあなたが愛しい」ってなところが長瀬流のセンスですな。

この曲が気に入った方は、同じく中島美嘉の「sakura ~花霞~」もどうぞ。
パナソニックのハンディームービーのCMの曲で聞き覚えがあるのでは。。。

【北海道スポット】コタン温泉(屈斜路湖畔)


 道東を回るなら、弟子屈近辺の摩周湖、屈斜路湖などに訪れる人は多いだろう。前の投稿でも紹介した摩周湖の場合は、駐車場が有料で観光バスでごった返す第1、3展望台よりも無料で静かな裏摩周展望台がおすすめだ。屈斜路湖を見るスポットといくつかあるが、有名ではあるがやはり美幌峠に軍配が上がる。ここは絶景といっていいだろう。

 さてその屈斜路湖の湖畔に、コタン温泉という露天風呂がある。町が管理している浴場で入浴は無料である。ゆっくり入りたいのなら早朝がオススメ。ここは湖畔というだけあって、冬や春の早い時期であれば白鳥が目の前で泳いでいる姿を眺めながら入浴できる。一度、GWに行ったことがあるが、運良く?まだ旅立つ前の白鳥に出会えたことがある。もちろん湖の彼方にそびえる山々も雄大だ。

 なお、いちおう男女別になっているが岩で仕切られているだけなので混浴と考えておいたほうが良い。水着での入浴も可である。マナーを守ってゆっくり自然を楽しもう。

 道東をじっくり回るプランなら、女満別空港から入るのがベストである。

2009/02/16

【北海道スポット】手作り美瑛マップ


 北海道の観光地に行けば、各地の観光マップはどこでも作っているし、大いに利用すればよいだろう。その中でも秀逸なのが、この「手作り美瑛マップ」(60円)。

 観光名所だけでは飽き足らず、美瑛や美馬牛をくまなく回りたい、穴場的な絶景スポットに行きたい、などの要望に応えてくれるマップなのだ。美瑛に行くときはぜひゲットしていただきたい(美瑛の宿で扱っているところが多い)。


 著作権の関係もあるだろうと思うので、画像はかなり縮小したものをアップしたが、徒歩でしかはいっていけないような小径とか、その年はどこに何畑があるかとか(たとえば、向日葵の場合、連作できないので毎年場所が変わる)、新しく出来た店だとか、その年その年の情報が更新されるので、必ずその年の最新版をゲットしたい。


 マップにははずせない絶景スポット(全く名前もなにも付いていない場所も多数)には撮影マークが記載されているので、それを頼りに車や自転車(アップダウンがあるので自身のない人は電動自転車を借りよう)で回るだけで十分美瑛通になれるはずだ。自分だけのお気に入りスポットを見つけてみてはどうだろうか。


【北海道スポット】神の子池


 いまやウィキペディアにも紹介されるような名所?になってしまったが、それでも交通の便の悪さも手伝ってか(笑)、まだまだ穴場的なところといってよいだろう。

 摩周湖を見るのなら、観光バスがくる第1、第3展望台ではなく、裏摩周展望台をオススメするが、そこから車で少しいったところにあるのがこの「神の子池」。
 摩周湖の地下水によって作られた湖で、画像(下名撮影)のように、肉眼で見ても本当に真っ青なのである。その水底には、枯れ木が腐らずに横たわっており、まわりの静けさも手伝って、なんともいえない神秘的なスポットなのである。

 このような場所が観光地化されて荒らされないのを祈るばかりである。

【ワインレビュー】シャトー・ポンテプレザンス・サンテミリオン・グランクリュ2005★★★★


  このワインもサンテミリオンのものであることと、メルロー(葡萄の種類)が主体となっているはサンドミニクと同じで、ヴィンテージの2005年は、サンドミニクの2003年とならんで、ボルドーの当たり年とされている。

 フルーティで凝縮された感じで、重すぎずバランスが良い。グラン・クリュ(特級畑)でこの値段は安いと思うのだが、このワインの画像を探すためにネット見ていたら、3480円で売っている店があった。自分のメモでは1900円になっているので、かなりお買い得だったのだろう。

【ワインレビュー】シャトー-・サン・ドミニク2003★★★☆




 フランスはボルドーサンテミリオン地区のワインは個人的に好みのワインが多いのだが、この価格帯でのバランスのよさという意味でこの1本を紹介する。抜栓したばかりのときは普通のボルドーワインという感じなのだが、しばらく置いておくと(飲んでいるうちにも味が変わるようだ)、まろやかで酸とタンニン(渋さ)のバランスがよくなってくる。1980円と予算ぎりぎりなので、4.0に近い3.5。

ヒーローが活躍しない職場


 品質工学をやらない(やれない)人からはよく「忙しいので直交表実験をやる暇が ない」「性能を満足するたけで忙しいのに、品質のことは品証部門でやれないのか」 などを理由に、推進側の言うことになかなか取り合ってもらえないことが多い。個人に割り振られた仕事の量を考えればそうれはそうなのかもしれない。しかし「忙し い」と言っている人はそれを誇っているようにも見える。忙しい(busy)とは「必要な ことを行う時間がなく、心が亡くなった状態」ということで、誇るべきことではない。

 本当は技術者や管理者の仕事の生産性を上げないといけないのであるが、「忙し さ」が仕事だと思っている人にとっては、そのつど発生する問題を1つ1つに自分の腕力で行 う(つまりドラッカーいわくヒーローが活躍する)ことが仕事になっている。もちろんついてしまった火は消さないといけないし、自分の仕事はこなさなければならないというのは必要条件ではあるが、生産性の悪い組織はそのことだけに翻弄されているように見える(もちろんこれを個々人の責任に帰するのは酷というものだろう)。

 「品質工学を使用する」と聞くと1つ1つの問題に対して直交表を使用しようとす るので「忙しくてできない」と思ってしまうのである。忙しいことそのものは、本質的な問題ではない。大切なのは「明日を作るためのテーマ」の選び方と、それに振り向けるリソースのマネジメントであると今更ながらに思う。さもないと、品質工学は 「直交実験を1つ1つの問題に適用できる暇な人の道楽」と捉えらえられかねないし、いつまでも品質工学の真意を理解してもらえないだろう。

 これは品質工学を推進する側も、自戒すべきことだ。個別事例の指導で終わってしまっては「そのつどの問題を1つ1つ自分の腕力で行う」のと大差はない。推進側もある時期からはたくさんの事例の指導の忙しさにかまけていてはいけないのだ。しくみに働きかけて「品質工学で考える」のがアタリマエになるようにもっていくのが最終的な役割だ。理想はヒーローが活躍せずとも、一人一人の思いが強く、粛々と生産性の高いアウトプットが出る職場である。

【北海道スポット】美瑛「丘の宿四季」







 写真が好きな者ならだれでも、前田真三らに憧れて、何度も訪れるのが丘の町「美瑛」である。「富良野」は某ドラマで全国的に有名であり、そこから30kmほど北に行ったところに、丘や花、山麓の景色で美しい美瑛がある。下名も15年来ほぼ毎年のように訪れているが、何回行っても飽きないところである(田舎なので住んでしまうと飽きるかも・・・)。いまさら美瑛を紹介するのも気が引けるが、最近オープンしたいい宿があったので紹介しようと思う(もちろん、他にもこの地区にはいい宿がいくるかある)。
 「丘の宿四季」は、美瑛駅から三愛の丘方面に行く途中の、憩いヶ森公園の近くにある、おちついた宿である。本館とコテージがあるが、うちは家族連れということもあり、昨年泊まったのはコテージのほうだ。2階建てになっており、1階はリビング、2階(というよりロフトに近い)は寝室という構成だ。

 この宿の一番のウリはやはり料理だろう。画像には一部しかのせられなかったが、この日の豚料理(ベリーソース煮込みだったか、そんな料理)をメインにしたコースは本格的。宿主のご主人の手料理だが、ご本人いわく、素人の趣味料理なのだとか。ご主人はワインも大好きで、その点でも下名も意気投合して、マルゴーAOCワインを一本開けていただいた。どう考えても、店で購入できる値段よりやすく宿で提供しているのには驚き。いわく、ワインは商売ではなく趣味なので、いいワインをまとめて安く入手できたときには、(おそらく)ほとんどその値段で提供していただいているのだとか。
 本館のダイニングで美味しい料理とワインを楽しみながら、ご主人に美瑛の町を一望できる穴場も教えていただいた(後日紹介)。とにかく、木目基調で雰囲気がよくておちつけてゆっくりできる宿であり、値段も良心的。交通の便もよい。次回以降の美瑛の宿泊にはここははずせない宿になった。

 なお、風呂は普通なので、白金温泉やハイランドふらのあたりの景色のいい温泉で一風呂浴びてからチェックインしてもよいかもしれない。
一度は紅葉の秋にも訪れてみたい。

【北海道スポット】小樽「宝寿司」



 小樽は関西からフェリーで北海道に行く場合の玄関口で、フェリーで北海道に行っていたころは、度の出発点であり、また北海道旅行の最後という感傷?にも浸れる、思い出深い場所である。飛行機での往復になった今も、グルメや買い物、そして定番の運河めぐりという点で、欠かすことの出来ない町である。

 小樽でグルメといえば、やはり寿司だろう。運河どおり沿いには観光客向けの寿司屋がずらりとならんでいる。この手の店には実は入ったことがないのだが、人づてには「回転寿司ですらハズレがない」というくらいだから、どの店に入っても(値段はともかく)そんなに大ハズレということはないのであろう。
 ここでオススメしたいのは、もうすこし地元に密着した店である。これは北海道好きの友人にクチコミで教えてもらった店で「宝寿司」という。場所は下記URLを参照願いたい。

 宝寿司といえば先代が有名で、先代が引退するときに、一時は廃業も噂されていた(事実、1年以上は営業していなかった時期があったはず)。この店は2代目で、内装もこぎれいな感じにリニューアルされており、家族連れでも入りやすい感じになった。にぎりなどの定番メニューや本日のおすすめもすくめて、すべて値段が表示されてるようになったのも嬉しい。

 さて、味のほうだが、これは2代目になったからといって全く落ちるものではないことを保証する。おそらく仕入れのルートなどはそのまま引き継いでいるのだろうし、なんといっても名物の「あぶり穴子のにぎり」は健在だ。大人二人で特上にぎりとすきなネタを数品追加してビールをのんでも1万円くらいと、安心して利用できる価格設定がうれしい。

 すこし奥まったところにあり、探しにくいかもしれないが、もし小樽で寿司を食って帰ろうというのであれば、ぜひ立ち寄ってほしい一軒である。

北海道のスポットやグルメを紹介

 もう15年来、毎年北海道に旅行に行っている。やはり休みの関係で夏に行くことが多く、だいたい1週間前後というところである。それ以外は冬にスキーに数度と、GWと秋が1回ずつ。「いい時期」しか行っていないので、勝手なことを言うが、やはり北海道はすばらしい。景色やさらっとした空気感はいいし、食べ物も全般的にうまい(酒の文化というか歴史が浅い、ということを除いては)。真似事で一眼レフを始めてから、さらに北海道の風景の魅力にとりつかれた(いまだに風景のメインは銀塩だが、コンパクトなデジカメも併用・・・ブログ用はデジカメになると思う)。

 以前はいわゆる「旅人の宿」的なところに泊まったり、フェリーや18切符で関西から北海道まで行ったり、車中泊を利用しての移動を行っていたが、結婚してから(特に子どもができてからは)はさすがにそれも無理ということで、飛行機+レンタカーという「旅行」になっている。
それでも1つ1つのスポットの魅力は変わるわけではなく、なんとか時間と金を作って、毎年北海道に命の洗濯に行っているのである。

 さて、このブログではこれから北海道に行ってみたいという方向けに、いろいろとオススメのスポットを紹介していけたらと思っている。とはいえ、歩きで何時間も入っていかないとたどり着けないようなコアな秘境というタイプではない。車で駐車場までいけて、そこから遊歩道も整備されている、という程度のスポットが中心なので、家族連れでも大丈夫だと思う。今ではもういろんな雑誌で紹介されて陳腐になってしまった場所もあるかもしれないが、少なくとも、人がが多すぎる動物園や、マリモや霧の湖よりは、オススメできるところを紹介できるのではないかろうか。
 

「Dawn」紹介記事


当時の、アルバム「Dawn」の紹介記事です。

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 名宮和希(ナミヤカズキ)は7月21日にデビューしたばかりの新人アーチスト。彼のデビューアルバムが「Dawn」。インディーズ版ながら楽曲のクオリティーの高さは驚くばかりだ。

 M1「Dawn」はアルバムのと同じタイトルのオープニングッチューン。不思議なコード感とジャングルを取り入れた独特のリズム・・・いやがおうにもこれからの展開が気になる始まりだ。今流行りのリバーブをかけない生っぽいボーカル。転調にさよるサビの部分では美しいハイトーンが聞かれ、いきなり一曲目からナミヤワールドに引き込まれる。ひさびさにオリジナリティーのあるポップスに巡り合えそうな予感。

 M2「両手は空へ」、M3「Somebody's Pain」でもハイトーンボーカルの本領が発揮され、彼のボーカルセンスと、メロディーのポップセンスに驚かされる。特にM2は今後いろんなメディアでも露出していくそうだから要チェックだ。

 M4「ブルウデイテモ」はセツナ系の佳曲。サビ頭の「ブルウな~」の部分は一度聞くと忘れられないほどのインパクト。何気なくなっているバックのリズム体にも注目。非常に凝った仕上がりになっている。

 M5「Girl'99」、M6「バランス」は一転してリズミックでキャッチーなポップナンバー。畳み掛けるようにキッシリつまった歌詞も難無く歌いこなせている。特に「Girl'99」は聞いてみると、歌詞の脚韻が小気味の良い。

 M7「The End of the Inoccence」はこのアルバムの最後を締めくくるプログレッシヴロックだ。カッチリと作り込まれたアレンジと歌詞の世界を堪能して欲しい。

 本当にナミヤの音楽性は広く高い。しかも独自の世界観がある。このアルバム製作に際して、作詞作曲はもちろん、編曲までほとんどを彼一人で手がけたそうだ。まだ22歳の学生と言うから今後の将来性が楽しみでたまらない。近い将来のブレイクに先駆けて、さっそくチェックしてみては? オフィシャルのウェブサイトhttp://www.kt.rim.or.jp/~namiya/top.htmlでも情報公開中。CDはTower、HMV、TSUTAYA、WAVEなどの有名レコード店で発売中。

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なお、今は長瀬弘樹(本名)でオフィシャルサイトは以下になっている。
http://www.cansoon.com/~moomin/top.html

99年にCDアルバム「Dawn」をリリース

大学時代に作曲系の音楽サークル「吉田音楽製作所」(愛称:きっちょん)
http://kitchon.hp.infoseek.co.jp/
に所属していた関係で、今は音楽業界で活躍するサークルの後輩(あとで詳しく述べる)とのコラボで、インディーズCDアルバム「Dawn」をもう10年前いなりが、リリースした。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/908339
ジャンルは10~20代をターゲットにしたJ-POPというところか。

 自費出版ではなく、ちゃんと契約も交わした正規の商業デビューである(いわゆるメジャーとは違うのであるが)。HMVやタワーレコードの棚にCDが並んでいるのを、わざわざ店まで見に行って悦に入ったものだ(現在は廃盤なので並んでいません)。

 作品の名義は「名宮和希(なみやかずき)」で、これが前出の後輩である。彼がすべての楽曲(7曲)の作曲、編曲、歌、録音を手がけ、作詞についてはうち3曲を下名が協力させてもらったという形だ。

 このなかに「バランス」というタイトルの楽曲があるが、これは嵐(ジャニーズ)のデビュー曲を選ぶコンペの最後の4曲までのこったものだ。世が世なら・・・というわけである。

 「Dawn」は出荷枚数としてはここに書くのもはずかしいほどの枚数でなのだが、とにかくデビューはデビュー。今後、名宮くんは音楽業界入りすることになり、今は本名に戻って音楽プロデューサとして活躍している。彼のことはおいおい紹介したいと思う。

 ちなみに下名はもう音楽活動(製作)は趣味としてもほとんど行っていないので、このブログで過去の経緯なんかをまとめて残しておこうという趣旨だ。

【ワインレビュー】ラ・パッション・グルナッシュ★★★★



 本来は時系列に昔飲んだワインから整理していくるもりだが、まずとにかくよくリピートしているイチオシのデイリーワインから紹介だ。
 ラベルの画像は2007年のものだが2006年から飲み始めている。価格は1280円くらいとまことに手ごろ。フランスワインだがAOCではなく、いわゆる地ワイン(ヴァン・ド・ペイ)で、とにかく味が濃厚でフルーティー(甘いという感じではない)。適度な重さがあり、味のバランスも取れていて、コストパフォーマンスは最高だ。
 うちの近くにあるワインダインニング店などではこれを6000円くらいで出していたと思う。C/Pがよいのでこの手の店では重宝がられるのだろう。
 あと、ラベルのデザインも面白いですね。
 ということで、独断と偏見の5段階評価では4.0。ちなみに、これまで記録を残している100本以上のなかでは最高点(4.5および5.0はまだない)。このレビューでは3.0以上のものを中心に紹介しようと思う。

2009/02/11

易しく教えることが本当に優しいのか

 社内などでの品質工学のアドバイスで、特に初めて品質工学を実施する人に対し て、厳しい優しいの言い方という意味ではなく、どのようなことをアドバイスすればよいのかということが議論になる(昨日今日始めた人に専門用語を連打するのは論外である)。たとえば、自分が「品質工学を」指導してもらう立場なら、品質工学を適用する目的に間違いはないか、とか基本機能やノイズ、SN比の考え方は正しいか、といったことは非常に重要に思える。

 アドバイスをする側の責任は重大で、最初にはしごをかける場所を間違えてしまう と、いくらはしごの上に到達したところで、まちがったところに到達してしまうだけであろう。品質工学の目的や1つ1つの方法論の考え方の基礎が間違っていないかどうか、そこをアドバイスすべきなのだと思う。

 品質工学は理想が高いと煙たがれることもある。確かに、現実問題ではすべて品質工学の理想どおりにはことは運ばないだろう。いつでも現実的な解という結論は必要である(固有技術のアイデアやQC的な妥協案はあとでこっそり教えてあげればよろしい)。相手の能力を信頼してあるべき方向にチャレンジさせるのが、相手に対する礼儀であると思う。実際、私はそういう上司に恵まれて今でも感謝している。

 原和彦先生の「ほんまもんの技術者」の最後のくだりにある、富士通の細川氏の言 葉「理想を目指して技術開発を行うのと,妥協を目指して技術開発を行うのでは結果 に大きな違いが出てくる」ということが真実であると思う。最初から理想を放棄して議論すれば、 結局はまちがった屋根に上ってしまうのではないだろうか。 「品質工学の理想は高いけれど、まずはこの程度でも考え方を取り入れてみよう」 という具合に、考え方の原則を踏まえた上で、少しずつでもうまく正しい方向に導ければ、それを繰り返していくうちに、難しい理想にもいつのまにか近づいていくのではないか。

 たった10年間ではあるが、品質工学を実践してきてそう信じるものである。