2011/06/26

レ・ヴァン・ド・トラディッション・ムルソー09

 暑くなってきました。普段は赤が多いのですが、暑い季節にはコキコキに冷えた(これはビールの表現か)白ワインなんざ、いいですねぇ。

 ムルソーなんてなかなか普段飲みにはお目見えしないのですが、これも近所のリカーショップのセールで5250円が2390円になっていたもの(それでも贅沢)。

 ムルソーといえばブルゴーニュを代表する白ワイン。しかも09年は優良年なのだとか。確かにふくよかでボリューム感もありながら、すっきりと頂けました。

 料理は豚肉マリネのローズマリー焼き(ローズマリーは先日、久々に会社の同期の自宅にお邪魔したときに、庭に生かってあったものを頂いたもの)、カニとトマトクリームのパスタ(ソースは既製品)、それにサラダという組み合わせ。



 最近、(品質工学関係の方からも)料理に関する問い合わせや感想を頂いており、かみさん共々喜んでおります。

【今日の言葉090】

われわれは生涯のさまざまな年齢に、まったくの新参者としてたどり着く。だから、多くの場合、いくら年をとっていても、その年齢においては経験不足なのである。

『ラ・ロシュフコー箴言集』より

生涯を通じて通用する哲学を求めようとするから分からなくなる。成長の過程こそが人生・・・なのかな。

2011/06/20

【今日の言葉089】

富の獲得は競争マインドではなく、創造マインドによってなされる。

ジェームス・スキナー「お金の科学」より。

最終的には技術者の責務は、社会的な富(自由といってもよい)を増大させるために新しいものを創造することである。既存の市場を取り合いするゼロサムゲームではない。
技術者の創造的な時間を確保する(取り戻す)ためには、余計な仕事(手戻りや不具合対策)を発生させない研究開発の進め方が重要である。この部分に品質工学はフォーカスを当てているといってもよい。

#さあ、いよいよ今週はQES発表大会。明日の夜から東京に発ちます。

2011/06/11

京都ル・サルモンドール(CH.ピュイゲロー2006)

 このブログでは再度登場ですが、今週結婚10周年を迎えたため、京都のル・サルモンドールさんにいってきました。あいかわらず素晴らしい料理でした。

 前菜はトマトのガスパチョ(緑のソースは青唐辛子、スープの中に生岩がきがゴロゴロはいってました)。オードブルは写真では野菜サラダに見えますが、野菜の下にソテーしたイカが。魚料理はスズキで上にのっているのがズッキーニのスライス。メインは鴨のローストで、京野菜(台座になっているのがトロトロの加茂茄子)。

 ワインは魚料理にはシャルドネの白を。肉料理には、ボルドーのCH.ピュイゲロー2006。至福のひと時でした。

 帰りは八坂神社・円山公園から知恩院方面へ。途中に少しですがきれいな紫陽花が咲いていました。

2011/06/05

【今日の言葉088】

能力は、人格の欠如を補うことができない。
個人の成績は、チームの破綻を補うことができない。

ジェームス・スキナー「お金の科学」

#この本、タイトルよりめちゃくちゃ内容の射程が広いです。著者は「7つの習慣」を日本に紹介。

T法およびその改案法の汎化能力の検証(QES2011予告)

 今年も品質工学会の研究発表大会が近づいてきた(6/22~23)。

 今回で6回目の発表(うち2回は壇上)となるが、2008年に「新SN比の研究(1)~(5)」を発表して以来、昨年までSN比の考え方やまたそれに付随した機能表現の分類などを提言してきた。議論はまだ収束を見ていないが、一応報文として学会誌に載ったこと、また一定の賛同も得られたことで(もちろん反駁があればいつでも議論は受け付ける)、今年度は違った角度の提言を行うこととした。
 
 以下にタイトルと発表要旨を学会HPより転載する。

発表No.37 T法およびその改案法の汎化能力の検証


はんだ接合部の自動検査工程の開発を例に、T法(1)および、2項目間の相関からの乖離を追加した改案法[1]を対象に、タグチの汎化能力(未知データに対する総合推定精度)を検証した。本検証の範囲では、改案法[1]によって信号空間の推定精度が向上する場合があるが、汎化能力は高まるとは限らなかった。またいずれの方法でも項目選択によってタグチの汎化能力が向上するとは限らなかった。また、他の改案法 [報文で発表]を使用した結果、および上記はんだ接合自動検査工程開発以外の事例についても考察する。なお本開発において、改案法で最適化を行ったところ、従来のはんだ接合部目視検査のほとんどを正しく自動判定でき、検査コスト低減に貢献できる目処を得た。
[1]鐡見ほか:T法で相関を考慮する方法、 第15回品質工学研究発表大会論文集 (2007)

 ご覧のとおり、MTシステム(T法)における、鐡見氏の提言に対する再考察、追加提案である。鐡見氏の論文は学会提出中とのことであるが、なかなか掲載されない。下名としては鐡見氏の提言は議論を深める価値があると思うし、またほかのパターン認識手法からMTシステムを相対化するための重要な切り口の1つであるとも思っている。今回、下名の発表により、鐡見氏の提言にスポットライトをあてなおして、さらに考察を進め、今後の再議論を促したしたつもりだ。また下名からも改案法についても提言を行っている(さらなる検証は必要であろう)。

 学会発表のカテゴリーとしては、「MTシステム」ではなく、なぜか「接合技術」に入れられてしまったが(はんだの例を引いて解析したせいであろうか)、内容はMTシステムの研究なので、興味のある方はぜひご聴講ください。ポスターセッションですので、直接の議論をしましょう。

 発表大会の詳細は品質工学会から。
http://www.qes.gr.jp/

以上、学会の評議員としての大会への集客も意図した宣伝でした。

テッレ・ディ・ボー・バルバレスコ 2007

 これも近くのリカーショップのお得意様セールで1490円(参考価格5250円)でゲットしたイタリアワイン(有名ですね~)。同じワインを2本買って、1本は明石の花見のときに開けたのですが、写真を取り忘れるという失態。ここで再登場となったわけです。

 長期熟成(ステンレスとオーク樽で各1年、瓶詰めされてから6ヶ月)されてから出荷されるとのこと。しっかりとしているのにまろやかで飲みやすいワインでした。

 料理はこれもこのBLOGでは何度かお目見えの、牛肉たたきの野菜巻き(焼き白ねぎ添え)と、タコ・ポテト・セロリのマリネサラダ、それに市販の明太子フランスパンです。