2012/09/23

国別の閲覧者

  Bloggerの機能で、このブログを見ていただいている国別の統計が集計されている。

 日本がダントツで、米国(何人か日本人の知人がいる)がその次、というのは予想の範疇としても、そのつぎがウクライナとロシアというのが驚く。

 もし見てくれている方がいらっしゃれば、ぜひ書き込みをお願いします。(^_^)

2012/09/17

化学と物理を総(?)復習

 技術士(経営工学部門)の1次試験の受験票が先日とどいた。試験日は10/8とあと1ヶ月を切ってしまった。3連休を利用して、基礎科目用に、特に大学受験レベルの化学を総復習。参考書はアマゾンの古本で入手したチャート式。

一応大学の専攻は無機材料系(金属)だったのですが、使ってない分野は結構忘れていますね。

<そういや、あったなぁ・・・!の忘れてて恥ずかしかったベスト5>
配位結合、極性、電池の正極と負極の反応、水溶液の酸性/塩基性、酸化数。
実際は、5つで収まらないのですが。^^;

一方、学生時代に覚えたゴロ合わせはすぐに思い出せました。

「貸そうかな、まあ当てにすなひどすぎる借金」(イオン化傾向)。
「リッチな彼からルビーをせしめ」(アルカリ金属)・・・など。

有機化学はベンゼン環を見ただけでいやになるので捨てます。^^;;;;
(基礎科目は選択式なので、苦手分野はスッパリ捨てることが出来る)

23年度の問題が技術士会HPに掲載されていたので、解いてみた。
60分で15問は見直しする時間もないほど超タイト。
結果は・・・問題の選択がよく、14/15問正解でした。

1日で適正、基礎、専門と合計4時間にわたる試験で、集中力が続くかどうかですが、目標はまだまだ先ですので、一気に突破したいと思います。



2012/09/02

非線形を考慮したT法(増田氏)

 9/1(土)の関西品質工学研究会で、増田技術事務所の増田雪也さんにお越しいただき、T法に関する2件の講演をいただいた(いずれもQES発表大会で既発表の内容のため、ここで紹介してよいと判断した)。

増田さんといえば、”品質工学でブログと言えばこの人”、と言う方で(Googleで「品質工学 ブログ」と入れてみてください)、QES発表大会でお会いしたりして切磋琢磨?してきたが、きちんとお話、議論するのは今回が初めてとなった。※タコ釣の名人とのことである。

そのうちの1件は非線形成分を考慮したT法で、特徴項目と真値の関係が線形でないと思われるときに、所定の変数変換を行うことで、特徴項目と真値の相関を高めて、結果的にT法での総合推定精度を向上させるアイデアである。(詳細はQES2009論文集または前記リンク参照)

特徴項目(以下単に項目)に何を選ぶかは設計者の自由なので、どのような変数変換(例えば対数をとる、2乗するなど)もよいと思うが、なぜ2次関数なのか、というところに興味をもった。

T法と増田式の違いは、項目の主効果を1次までと考えるか、2次までと考えるかの違いだけで、本質的な優劣があるわけではない(もちろん、高次の項までやってしまうと、オーバーフィッティングの問題が生じるのは自明だが)。増田氏の方法は、項目と真値に何か2次的な物理的関係があるいうようなことではなく、未知の関数関係をテイラー展開したときに2次までの項を主効果と「考えた」のであろう。

パターン認識の項目にはメカニズムの仮定は不要であるし(真値である出力が官能特性の場合など、そもそもメカニズム不明の場合がほとんど)、T法のように1次の効果への回帰ですら、何か直線的なメカニズムを仮定しているわけでもない。

結論的には、未知データを含めた総合推定精度が上がって、実際の役に立てば、項目のメカニズムはどうでもよいということだ。メカニズムが分からないからパターン認識に使えない、ということはない(もし、ナマズの運動が本当に地震予知に役立つなら、メカニズム解明を待たずに大いに利用すべきということ)。