2013/03/28

QES2013論文完成

 早いもので、今年度も明日の福岡出張で終わりだ。来月からは会社に入って20年目ということになる。

 さて、毎年ぎりぎりになってしまうQES(品質工学研究発表大会)の論文だが、ようやく完成した。パラメータ設計の効率化で、適用事例では16倍以上の実験(計算)工数削減になっている。

 高周波回路、光学系、薬学系など、必ずしも基本機能が明確な技術ばかりではない。その場合交互作用が大きくて、ロバスト設計が適用しにくかったような分野でも、今回提案する方法では、再現性も確保しつつ、工数を大幅に削減できるもので、聴講者の反応に期待している。

 通勤路の桜はほぼ満開。4月からは技術士2次試験の受付も始まる。また新たな挑戦である。

2013/03/24

【今日の言葉112】

「知らない」なら知ろうとするべきですし、「知っている」なら疑おうとしなけければ、大切なことは何一つ見えてきません。

品質工学でも、反射的に機能が何かを言い当てられるようになったら、そろそろ注意信号なのかもしれません。「それはもうわかっている」「こんなことは当たり前だ」・・・に気をつける必要があります。

昇段試験の課題提出

 書道の昇段試験(二段)を受けた。今回からは条幅も加わり、半紙の草書・行書・楷書をあわせると4品ということで、何とか合間を見つけて作品を完成(十分時間を取れなかったので、満足のいく出来ではないが・・・)。

 条幅は初めて書いたが、やはり大きい紙に書くと、書道をやっている気持ちになり、それだけで楽しく書くことができた。

 これを機会に落款印を新調した(といっても、1本1000数百円の安価なものだ)。※今回使ったものは従来の印。

 合否発表は1~2ヶ月先になる。


マグロカマソテーとチリワイン

 年1回楽しみにしている生協のマグロづくしのセットの中の1つに、加熱用のマグロのカマがあったので、醤油ベースで軽くソテーしてもらい、付け合せにアボカドのソースを。マグロの脂がたまりませんね。それに、この季節ならではで、菜の花とホタルイカのパスタ。イカのミソのコクと、菜の花のほのかな苦味が最高。

 ワインはサンタ・アルバラというチリワイン。1本1400円のが2本で2000円になっていた。飲みやすく、ふくよかで、中途半端なフランスワインよりコスパは上。

 大分、暖かくなってきましたね。そろそろ桜の季節です。

2013/03/10

QES2013発表大会にエントリー

 2013年6月20日~21日に品質工学会主催で、第21回品質工学研究発表大会(QES2013)が開催される。QES2005から発表参加し続けて(1年だけ発表できず)、今回で8回目の発表になる。テーマ概要は4月上旬にQESのホームページで公表されるが、SN比(2008,2009,2010年)→MTシステム(2011,2012年)とつづいて、2013年度はパラメータ設計の研究である。単なるアプリケーションではないので、興味のある方はぜひご聴講いただきたい。発表は初日午前の壇上である。

 QES2013では、発表と恒例の評議委員会に加えて、2年ぶりに司会を仰せつかった。2日目午後のMTシステムのセッション担当の予定である。

 肝心の予稿論文(4ページ、4/5締め切り)が、まだ作成中である。急がねばならない。(汗)

ポークソテーゆず胡椒とバーニャカウダ

 野菜がいっぱい食べられるということで、バーニャカウダが大好きで、これをつまみに白ワインを飲むと、なんだか体に良いことをしている気分になれるほどだ(彩りも良いですね!)。パスタはホウレン草の平麺にカニクリームソース、メインはポークソテーを焼いたのに、ゆず胡椒を添えたシンプルなもの。あと、何か(思い出せない・・・)のカツだが、我が家風なのは、揚げるのではなく、オーブントースターで焼くこと。これで余分な油を使わずに、カラっと仕上がるのだ。

 白ワインは、「レ・タンヌ・オクシタン・ソービニヨン・ブラン」という、やや辛口のフランス産。

ラム肉のラックを豪快に丸焼き

 ラム肉のラック(子羊の肋肉)を行き着けの肉屋で買ってきたので、オーブンで豪快に丸焼きにした。味付けはシンプルなハーブソルトで。その奥は、タマネギとパセリに隠れて見えないが、大好きなタコのマリネだ。オリーブオイルたっぷりで、体に悪いものが何一つない。真ん中の写真は、これも手製のフォカッチャ(ハム。チーズ・バジル)。

 ラム肉とくれば、ワインは赤で鉄板。ストックがなかったので、近くのイカリスーパーで急遽調達。
「レ・ヴィネロン・デ・モンブラン・コート・デ・トング・メルロー」というフランスワインでした。


人にかかわりながら学ぶ

 仕事の役割柄、人に教えたり、技術の指導をすることが多いが、「学ぶ」という観点から見ても、「教える」というのは非常に効果の高い学習方法のようだ。

 ある調査によれば、「ただ黙って講義を聞く」の学習内容の定着率を1とすると、「グループ討議」はその10倍、「自ら体験する」は15倍、「他の人に教える」は18倍の効果があるとのこと。

 「他の人に教える」ことで自らも成長できるのは、講師・リーダーの役得ということだ。

 品質工学等の社内、社外の講座では、自ら体験する演習や、考えを分かち合うグループ討議も少し取り入れているが、人に教えさせる演習を取り入れられると面白いと感じた次第である。

【今日の言葉111】

リーダーシップ過大評価してはいけない。一人の「バカ」をリーダーに変えたのは最初のフォロワーだったのです。

(アメリカの企業家、ミュージシャン、サーカスの道化師でもあったシヴァース氏のスピーチ「社会運動はどうやって起こすか」より)


「最初にリーダーが勇気をもって立ち上がり嘲笑される必要があります。ここで最初のフォロワー(追随者)が非常に重要な役割を担っています。みんなにどう従えばいいかを示すのです。」
「スゴイことをしている孤独なバカを見つけたら、立ち上がって参加する最初の人間になる勇気をもってください。」

品質工学など組織の改善変革のような、一種の社会運動を起こすための教訓として。