2013/04/26

書道二段に昇段

3月受験した昇段試験ですが、合格して二段になりました。
最近は、毎月の課題を出すために月1~2回しか書道ができておらず、サボりぎみです。。。

2013/04/20

技術士2次試験受験申込み(2)

 引き続き、「業務内容の詳細」の部分である。ここは、先の業務経歴(5つ以内)から1つだけ選択して、その内容の詳細を720字以内で記載するものである。

 今年度より、筆記試験合格後の業務体験論文の提出がなくなったことを受けて、受験申込み時にミニ論文ということで、上記の記載が追加された(当然、面接のときに活用される)。

 さて、720字である。これは書いてみればすぐに分かるが、あまりに字数が少ない(足りない)。自分の業務(製品、技術、背景)などを知らない面接官に、背景が分かるように説明し、自分の役割・立場、業務上の課題、技術的な課題、自分の技術的提案、成果、展望を要領よく、しかも分かりやすくまとめなければならない。ここには相当時間を費やした。

 申込書のダウンロード開始は4月からだったが、様式が変更になり、業務詳細を700字程度で記載する必要があることは昨年の12月に受講したガイダンスで知っていた。前記の業務棚卸しにあわせて、どの業務を詳細記載の内容に選ぶかは、吟味した。とはいえ、本当に時間がかかったのは、業務選択後である。720字にまとめるために、申込書入手前から、文章を考え、練りに練った。3月ごろから、社外の技術士1名と、社内の技術士3名(いずれも、下名受験部門である経営工学部門)に見ていただき、アドバイスをいただきながら、推敲した。全員の意見をすべて取り入れることは字数の都合上も難しかったので、最後は自己責任でまとめ挙げた。それでようやく完成したのが4月の中旬であった。

 「業務内容の詳細」部分は、PDFファイルでテキスト入力ができるようになっているが、この部分はデフォルトでは行数が決まっており(つまり空白行を入れるとその分記載できる行数が少なくなってしまう)、さらにインデントや文字装飾ができない仕様になっている。そのまま空白行を入れずにキチキチに内容を詰め込むと、真っ黒で非常に読みにくいものになる。この部分をどのように入力すべきか、また見やすくなるように、テキストボックスの部分をいじってよいのかどうか、掲示板などでもかなり物議をかもしていた(受験センターへの問い合わせも多数だったようだ)。

 最終的に役に立ったのは、このページで、結論だけ抜粋させていただくと、
「空白部分を除き、記載した文字数が720字以内であれば、
 1.1行の文字数×行数に指定はありません。
 2.文字の大きさの指定はありません。10.5ptでなくても結構です。
 3.文字の種類は自由です。
 4.文字装飾(太字・下線等)によりキーワードを強調していただいても結構です。
 5.カラーのものは受理できかねますので、白黒で作成してください。」
とのセンターからの回答があったとのことなので、見やすいように構成することにした。

 センターではWord等で作成したものを貼り付ける方法が例示されていたが、いろんな方法が可能である。下名は、フリーウェアでいつもお世話になっている、PDF-XChange Viewerで、経歴詳細記載部分に、テキストボックスを新たに貼り付けでそこに文章を打ち込んだ。フォント変更や、ボールド、下線、空白行の挿入などの装飾も自由自在である(もちろん、読み易さを考えて、過剰にならないように)。仕上がりは上々で、デフォルトのフォームで記載したのとは、比較にならないくらい読みやすい。

 受験料14000円の振込みも完了。今から、貼付用の写真を撮りに行く。

技術士2次試験受験申込み(1)

 技術士2次試験の受験申込み書類一式がようやく完成し、会社の証明ももらえた。やはり、業務経歴と経歴詳細のところは時間がかかった。下記、備忘録として残す。

 業務経歴は受験資格のパターンによって3種類に分かれるが、下名の場合は遡って関連業務7年以上の経歴があればよい。これを、5項目以内にまとめる。これがまず結構大変で、年明けごろから19年間の業務の棚卸しを行い、どの時期にどんな役割でどんな業務を実施し、どんな成果を挙げたかなどを一覧にまとめた。これは受験の有無とは関係なく、一度やっておくと自分のキャリアの整理になって、いろいろと役に立つと思う。

 ここから業務を5つ以内に絞らなければならない。下名の場合は入社3年目までの業務は省略して(受験技術部門と直接関係ない業務のため)、直近16年の業務を5つに分割して記載。社内の技術士のアドバイスで、時系列に継続して分野を深堀、拡大して来たイメージが伝わるような記載とした。技術士といえば、CPDだからだ。

 もう1つ気をつけておかないといけないのは、経歴を5つに分けたときに、経歴の時期が重ならないようにしなければならないので、実際の経歴の時期とまったく同一で記載できないことである(下名の場合複数の業務が重なっている時期があるのが普通だった)。会社のシステムに、業務経歴が登録されているが、最終的には会社の証明をもらう必要があるので、システムの登録内容と経歴の記載内容に齟齬がないようにしておくことが重要である。下名の場合、一発で人事部門の証明がおりた。

 次に、経歴の記載内容だが、これが17文字×3行=51字以内と結構厳しい。記載例では「**に関する調査、研究」などとあっさりした記載になっているが、これも社内の技術士のアドバイスで、役割や具体的に「自分が」実施した内容部分が分かるように、字数以内で詳しく記載したほうがよいとのことであった。字数一杯を使ってアピールした。

 細かい注意事項としては、地位・職名のところは、入社年数が若いときのでも「平社員」などとは書かずに「研究者」「技術員」などと表記したほうがよいこと。それと、下名の現在の地位・職名が「専任」などという対外的に非常に分かりにくい名称なので、人事部門の許可をとって、「専任(課長級)」などとカッコ書きで記載した。

 長くなるので、業務詳細のところは次の投稿で記載する。

2013/04/06

【今日の言葉113】

「靴紐を結ぶことができるかい? じゃあ、その結び方を口で説明してみてくれるかい?」

(著書「ザ・ゴール」と制約理論(TOC)で著名なゴールドラット氏の言葉)

「やれる」ようになった人でも、それを他の人に「やれるように教える」ことは本当に難しい。この難しさを分かってもらうために、ゴールドラット博士は冒頭の質問をしたという。

また以下のようにも言っている。

「自分の直感をクリアーに言葉にして説明できない限り、あなたが発しているのは自分の混乱だけである。」

ゴールドラット氏の新刊「何が、会社の目的(ゴール)を妨げるのか」より。示唆に富む内容がたくさん載っていそうだが、まだ読み進められていない。

品質工学もTOCも全体最適を考える学問である。

果実系ソースとワインは合うカモ?

 いつも肉を買いに行く「マエダ食品」であるが、とにかく肉の種類が多いので、ホルモン好きには嬉しくてたまらない。以前の記事で、ラム肉のラックを使った料理を紹介したが、今回は鴨に挑戦!(と言っても作るのはかみさんだが) 部位はロースで、100g240円というお手ごろ価格だ。

 ローストしてスライスしたものに、ブルーベリーと赤ワイン使った果実系のソースをかけた。あとは健康志向で野菜たっぷりのラタトゥイユと、タマネギ丸焼き。

 ワインはイタリア産のロッカ・ネロダヴォラ・シチリア というもの。セールで2本2000円だった。ソースが果実系ということもあり、鴨やワインとの相性は抜群。肉も柔らかでしたよ。

関西品質工学研究会と造幣局の桜

 月例の関西品質工学研究会に先立って、造幣局を見学。貨幣の製造工程を見た後、局内の桜と桜ノ宮公園沿いの桜を散策しながら、会場へ。今回は司会に発表にWGに大忙しだ。

 研究会では、パラメータ設計における利得推定と確認実験の方法を相談した。利得推定では、全部の因子を用いて推定するほうが良い、との結論になった。詳細は機会があればということにしよう。いずれにせよ、大きく改善できるようなシステムを考えることのほうが、技術者にとっては大切ということだ。パラメータ設計の発表はアプリケーションのものが多いが、疑問や研究課題はまだまだ多いと見る。QES2013ではそのあたりに一石を投じたい。

 新しいWGの立ち上げでは、広義のQCの理解深堀のために、マツダのTさん(実は、このWGは5人ともTさんなのだが)に、広義のQCに関する講義を行っていただいた。今後、このWGは、品質工学の技法、教育方法、考え方の高度化を標榜するとして、「QE高度化WG」と名づけた。詳細はまだまだこれからである。