2014/07/26

技術士2次試験(筆記) 直前対策

今年度の技術士2次試験(総合技術管理部門以外)が、来る8月3日(日)に開催されますが、あと1週間となりました。昨年受験しましたが、もう1年経つのかと思います。

時の流れの速さに感心してばかりもいられませんので、昨年の受験資料やメモを見ながら、直前の対策・確認となりそうなことを、いくつかコメントしておきたいと思います。過去の記事も参考にしてください。

まず択一式の試験ですが、これは過去問にしっかり目を通しておいてください。昨年は過去問の範囲だけで十分合格できる内容でした。今年も多少の問題の入れ換えや、問題文内の数値や表現を変えるところはあるかもしれませんが、基本を押さえておけば合格ラインでしょう。

問題は筆記試験ですね。手書きの練習は十分できたでしょうか。また自分の手の形や力、書き方に合った筆記用具は複数準備できているでしょうか。消しゴムや電卓も2つ用意しておいたほうが確実です(故障や電池切れの用心のため)。

筆記試験の基本は、きっちり「問われていることに答える」ことですので、しっかり問題文を読んでください。自己流の解釈で、まる暗記した文章を書き始めないようにしてください。まずは1/3程度の時間は構成案の作成に使用してください。

ロジックが通っていることが大切で、奇抜なアイデアや提案はいりません。試験官がなるほど、と思うような課題の設定と解決策への道筋が大切です。飛躍はいけません。

専門用語は効果的に使いましょう。字数の節約になりますし、技術者としての専門性もアピールできます。ただし、言葉の定義の記載や、正しい用法をすることが重要です。もう1つは、論文が手法名のカタログ的記載にならないように注意してください(知識はあるが応用能力や課題解決能力がないとみなされる)。必然性のある方法を提示してください。

手書きですので文字がきれい(見やすい)にこしたことはありません。悪筆の方は、字を罫線の上にそろえる(上の罫線につかないようにする)、漢字よりかなは少し小さめに書く、文字の角度(傾斜)をそろえる、下線などを効果的につかう、などに注意するだけで見やすくなります。

図表は入れたほうがよいという解説書もありますが、必須ではないと思います。説明のために必要で、あったほうがより理解が進む場合は入れてもよいでしょう。しかし図表は時間は作成に時間がかかりますし、レイアウトにも気を使いますので、文章で言いたいことが伝えられるのなら、なくてもかまいません。下名は図表なしで試験をクリアしました。

一方大事なのは箇条書きです。まず見やすくなりますし、論文作成上も字数の調整効果や、文章構成のしやすさなどの効果が期待できますので、おおいに活用しましょう。

ラスト1週間はとにかく体調管理に気をつけて、寝るときの服装、室温、食事、手洗いなどできる管理は徹底的に行うようにしましょう!健闘を祈ります!

2014/07/17

予告:ヤンマー永倉さんのメソッドを関西QE研究会で議論

QES2014の記事で紹介しましたが、今回の注目テーマであった時系列分析(為替レートの予測の事例)を、発表者であるヤンマーの永倉さんを招いて関西品質工学研究会で議論することとなりました。

いわゆるトレンドに乗らない、リーマンショックのような変化点のある場合でも予測できるということと、経済指標は一切用いずに為替レートの時系列データだけで予測するところが「パターン認識」の真骨頂です。いったい、どんなアルゴリズムになっているのか興味津々です。

次回8/2(土)@日刊工業新聞社です。興味のある方はぜひご見学いただき、ついでに気に入りましたら会員にもなってください(笑)。

詳細は関西品質工学研究会のHPにアップされます。見学希望は、同HPよりお問い合わせください。



株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

日本規格協会九州支部 品質工学入門セミナー

進みの遅い台風も心配しながら、雨の博多に7/6(日)の夜に到着して前泊。
今回、日本規格協会九州地区では初めての品質工学入門コースを開催。

7名の受講者(1名は名古屋からご参加)と3名のコンサルタントの方がオブザーバというかたちでスタート。

九州地区で私自身も初めての講演ということもあったが、2日間を一人でしゃべりきる、というのもひさびさの体験で(大阪では1日づつにわけて2名で対応)、少しドキドキ。

始まってしまうといつもどおりの軽快な?トークであっと言う間に1日目は終了。

質問はいつもどおりアンケート方式も採用して、何人かのご質問にも公開で回答した。

1日目終了後に、規格協会のYさんと地元の店で一杯。

2日目の内容はひさびさの講義となったが、特に時間配分の問題などもなくクリア。
2日目とあって、受講者のみなさんも気分がほぐれてきたのか、アンケートや挙手のご質問も多数に。十分に時間をとって回答、ディスカッションをすることができた。

受講生のお一人からは、「過去に社内で多数受講した長期間の品質工学講座があったが、計算方法ばかりで本質の理解につながらなかった。今回このセミナーで話を聞いて、品質工学の意味する所や大事な部分が理解できた。」とのご感想をいただき、こちらの狙い通りでもあり、大変うれしく思いました。

今後も続くものと思います。九州の皆様、ぜひ次回お会いしましょう。

講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

関西品質工学研究会(宿泊研究会)@神戸しあわせの村

ながらく更新が滞っており、失礼しました。
まとめて近況を報告していきます。

7/4(金)~5(土)は例年、田口伸先生を迎えての宿泊研究会。
今年は、河内長野YHは休業とのことで、神戸のしあわせの村へ。
大多数の会員が、来年もここでやろう、と大満足(会場、風呂、料理など)。

1日目は10:00に集合。4件の発表と田口伸先生の講演。いつもながら激しい討論が繰り広げられました。
風呂のあとは宴会。1次会の飲み放題コースもそこそこに、大部屋に集まりお楽しみの2次会へ。

下名持参のギターで、田口伸先生の独奏会。いつもながらの芸達者ぶりには感服いたしました。

2日目は1件の発表とワーキンググループ。昼過ぎには解散と、あっという間の2日間でした。

あれ、全然品質工学の話がありませんでしたが、ちゃんと研究会はしましたので、誤解のなきよう。。。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)