2017/05/27

品質工学導入の方程式と60の施策エレメント

スタートアップの方程式」という見てるだけでも楽しい、とても美しくまとめられた書籍に感化され、超実践品質工学をコアとするデータエンジニアリングの社内(組織)推進方法を、成功方程式とその要素を集めた周期律表にまとめました。

周期律表に見立てた1つ1つのセルはエレメントと読んでおり、左上の「Cnt-PpS-Ack」の場合ですと、Cntが大分類のConsent(得心)ブロック、PpSが中分類のPurpose Sharing(目的の共有)グループ、AckがAcknowledgement(問題等の認識)エレメントを示しています。

 すべてで60の施策のエレメントと、1つだけXファクター(Xf)なるエレメントがあります。

 4月26日のセミナー(ジェダイトテクニカルミーティング;満員御礼)でその概要と要素の一部を紹介しました。全貌はボリュームが大きすぎるので、個別企業さんをお手伝いするときに1つづつかみ砕いてご説明することになります。次回セミナーは未定ですが、拡大版(1日セミナー)でしっかりやってもいいかなと考えています。


いずれ本にもまとめたいですね!







2017/05/24

【報告】「『これでわかった!超実践品質工学』の著者にトコトン聞け!」

5月19日(金)に株式会社ジェダイト主催セミナー拡大版:「『これでわかった!超実践品質工学』の著者にトコトン聞け!」を開催しました。ご参加いただきありがとうございます。

品質工学セミナーの最後には、みなさんより一人ひとり「次の一歩」を宣言していただき、拍手をもってチャレンジを認め合いました。

懇親会は大阪駅前第3ビル32階の居酒屋へ。いい景色のなか、楽しい時間を過ごすことができました。またやりますね!

アンケートより抜粋して、ご感想などをご紹介いたします。

・非常に分かりやすいセミナーです。先輩方はみんな、過去あきらめたと言っていたので、どんな難しいのかと思っていましたが…。今後は実務に落とし込むところをがんばります。(総合電機メーカH様)

・前から気になっていた品質工学と本業のシミュレーションとの関係の話ということが決め手となり受講。予想通り、面白い分野だということが分かり、大変充実した時間でした。(照明器具メーカK様)

・前回3時間の品質工学セミナーを受けて少なかったため、ジェダイト鶴田氏のセミナーで1日コースということで申込みました。機能性評価がやっと、すっと入ってくるようになりました。(照明器具メーカーT様)

2017/05/18

【日科技研セミナー】エネルギー比型SN比 1日コース@東京

エネルギー比型SN比」のセミナーを行います。

QES2017(品質工学研究発表大会)の前日6/21(水)に設定いたしましたので、遠方の方も学会とご一緒に参加しやすくいたしました。基礎からの解説あり、StatWorksでの演習あり、試用版S/Wの特典ありの、濃い内容になっております。ぜひご検討ください。皆さまとお逢いできるのを楽しみにしております!!

【概要】
 パラメータ設計(品質工学)を用いると,使用条件のばらつきや劣化などのノイズに強い設計・開発が行えます.
 
 しかしそこで用いるSN比は,入力信号の大きさ(範囲)やデータ数によって変化してしまうことがあり,技術者はそれに留意してデータを取得・分析しなければなりませんでした.
 
 今話題の「エネルギー比型SN比」を用いることでこれらの問題点から解放され,幅広いデータに対してシンプルに分析ができるようになります.
 
 本コースは発案者,著者自ら,本指標の考え方,活用のノウハウを演習を交え,1日間で分かり易く講義いたします. 講義と共に,パソコン演習を組み合わせたカリキュラムとなり,コース修了後には,現場で活用できる力が身につきます.

StatWorks/V5(統計解析ソフト)の30日試用版がもらえる特典付きです。



◆対象者: 
 ・品質工学・タグチメソッドに興味がある方
 ・パラメータ設計の数理に興味がある方
 ・StatWorksを用いてパラメータ設計の解析をしたい方
 ・実務でパラメータ設計を使う上で,解析が困難だと感じている方
 ・パラメータ設計の社内教育,普及を担当される方 など
 
◆テキスト:
 『設計・開発現場の品質工学 エネルギー比型SN比
  (鶴田明三著,日科技連出版社刊)
 
◆開催日時(1日間のコースです):
 2017年6月21日(水)9:30~16:30
 
◆講師:
 鶴田 明三(株式会社ジェダイト 代表取締役・コンサルタント
 
◆受講料: 
 25,000円/人(税抜) ※割引特典あり
 
◆特典 :
 受講後にも使えるStatWorks/V5期間限定版(30日間)
 
◆会場:
 日科技研ビル(東京都渋谷区千駄ヶ谷5-10-11)
 最寄駅:JR 代々木 等
 
◆定員:
 20名

講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

その他、ご不明点・ご相談も日科技研までお願いします。

株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)


2017/05/12

2017/05/10

【特別拡大版】ジェダイトテクニカルミーティング(5/19(金)@大阪)

 Amazon経営工学カテゴリで1位にもなった著書「これでわかった!超実践品質工学」ですが、おかげ様をもちまして、増刷となりました(若干の誤植修正、表現修正、プロフィールの修正あり)。皆さまのご愛顧に感謝いたします。社内で品質工学などの設計・開発の指導、コンサル、研修を行う方には必読の内容と考えています。

 さて、第4回のジェダイト テクニカル・ミーティングは、
【特別拡大版】で、1日たっぷりとお送りします。

 超実践品質工学のコアメソッドである機能の安定性評価(機能、ノイズ、SN比)はもちろん、超実践パラメータ設計(実践のコツ満載です)、コンピュータシミュレーション適用の最新動向まで一気に1日で体系的に学べます。著者・コンサルタントのつるぞうにじっくりと質疑応答できます。なんでも聞ける濃厚な6時間です!

 今回は、お楽しみ【懇親会】もあります!(自由参加、実費会費制)

アッとおどろく、裏話も聞けるかもしれませんよ。

 この機会をお見逃しなく!


【内容を一部ご紹介】
1.開発・設計活動における問題点
 不具合の8割は設計起因、あとになるほど高くなる修正コスト
 悪魔のサイクル、信頼性試験における3つの壁、目指すべき開発プロセス
2.機能性評価(機能の安定性評価)
 悪魔のサイクルへの対応
 なぜ短時間で評価できるのか? 機能性評価で設計品質の見える化を!
3.機能性評価を超・実践するには
 機能性評価の手順
 機能の定義方法、ノイズ因子設定ガイドライン、エネルギー比型SN比
 事例:LED(購入部品)の評価時間が1/10以下に!
4.超実践パラメータ設計
 何のためにパラメータ設計を実施するのか、
 解析データの見方が重要! 解析ツールの使いどころ、
 ピンチのマル秘脱出方法(再現しない場合、利得が小さい場合)
 事例:QCDを実現する直交軸ギヤ―ドモータのパラメータ設計
5.シミュレーション設計の従来課題と「逐次法」
 シミュレーション設計における問題(交互作用、計算工数、多目的)
 従来の逐次法、スノコ法が解決する問題点
6.従来の計算問題を抜本的に解決する「スノコ法」とは?
 スノコ法の考え方と概要
 事例:高周波回路のパラメータ設計
  ~SN比と性能を同時達成しつつ、計算工数1/6化!~
 
 ※内容が若干変更なる場合があります。ご了承ください。

【日時】2017年5月19日(金)10:00~17:00 (受付9:40~)

【場所】シルタス D会議室 大阪駅前第3ビル10F

【定員】 20名様

【参加費】 21,600円(税込、事前振込)
 ※当日現金払いの場合はお申し込み時にご連絡ください。
  参加費は24000円(税込)になります。支払い方法ご相談可能。


【講師】鶴田 明三 株式会社ジェダイト 代表取締役・コンサルタント

【お申込み方法】
 下記フォームをメール(info@data-engineering.co.jp)で送ってください。24時間以内に、参加可否、お支払い方法、請求書(PDF)などをご案内します。

------【お申込みフォーム】--------------------------------
申込書
ジェダイト テクニカル・ミーティング(2017/5/19@大阪) 
●会社名・所属:
●お名前(ふりがな):
●メールアドレス:
●日中電話番号:
●懇親会の参加予定(実費会費制):
●連絡事項:
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2017/05/09

アマゾンブックレビューに1件追加

 著書「これでわかった!超実践品質工学」のアマゾンブックレビューが最近1件追加されましたのでご紹介します。
 レビューが増えると励みになります。

投稿者ska 2017年5月8日
これは、品質工学を理解するのに、大変すばらしい本だと思います。
私は、会社で品質工学を指導する立場にいますが、巷の品質工学の本は難しい数式でSN比を説明しており、初学者にとってはハードルが非常に高いのが実情です。
また、いわゆる従来型のSN比は、感覚と異なることがあると感じていました。
例えば、実験Aと実験Bの結果を見たとき、グラフでは実験Bの方がバラツキが小さく見えるけど、SN比を計算すると実験Aの方がSN比が大きい(バラツキが小さい)、となる場合があります。
本書で紹介されている「エネルギー比型SN比」は、そのような齟齬がなくなるので、非常に扱いやすいと感じます。
品質工学会の主流派(田口派)からは、あまりよく見られていないようですが、実際に使う人が実務で使えることが重要であるので、是非、「エネルギー比型SN比」が広まるとよいと思います。
注意点ですが、本書は機能性評価と計画が重要という考えに則っているので、パラメータ設計(二段階設計)の具体的な方法はほとんど書かれていません。
パラメータ設計の手順を学びたいという方は、他の本をあたってください。

その他のレビューはこちらから。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)