2018/05/26

技術者向け統計手法教育のご案内

 メーカ様から要望の多い、統計手法教育も実施しております。すでに大手メーカー様でも実施実績のあるセミナーです。

 まったくの統計手法の初心者の方を対象に、全12回で「仕事に使えるスキル」を学ぶことができます。数式中心ではなく、日常的な事例を用いて考え方を理解できるほか、エクセル演習を通じて「使える力」を育みます。


 御社に訪問して数名~30名程度までを対象に講義、演習を実施します。演習では弊社提供のExcelツールを使用し、セミナー後も自由にご使用いただけます。

 月2回で6か月、月1回で12か月で修了できます。もちろん、QC検定(2~3級)対策にも最適です。

標準的なプランで、1日3時間講義・演習+オプションで1時間個別相談の3時間または4時間です。
(1回1日~2日の訪問で2~4コマまとめて実施することも可能)

お問い合わせ
https://data-engineering.co.jp/contact/

<標準的なシラバス>
第1回 統計的手法の概要(考え方、学習のメリット)
第2回 データの種類、データの変換、母集団とサンプル、基本統計量
第3回 QC7つ道具、工程能力指数
第4回 管理図、正規分布と確率
第5回 大数の法則、中心極限定理、平均値の信頼区間
第6回 平均値の有意差検定、t分布
第7回 2つの分散の比の検定、F検定(分散分析へのブリッジ)
第8回 実験計画法①:フィッシャー三原則、平方和の分解、自由度、一元配置(繰り返しなし)
第9回 実験計画法②:一元配置(繰り返あり)、二元配置(繰り返しなし、あり)
第10回 実験計画法③:直交表の場合、品質工学(パラメータ設計)との違い
第11回 相関分析(単回帰分析)
第12回 重回帰分析、T法

2018/05/01

統計で対人関係を理性的にとらえる

某社での統計手法講座で管理図や信頼区間の話をしている。
その時の雑談でこんな話はどうかと。

■■■ 統計で対人関係を理性的にとらえる ■■■

人生はいろんな出来事がランダム(運しだい)で起こることが多い。対人関係では、相手の感情もσで揺らいでいる。

したがって、相手の平均的な性格や態度より、良いことや悪いことが当然起こる。時には、つまらないことを言われたり、いやな態度を取られて腹が立つこともあるかもしれない。

そのたびに一喜一憂して有頂天になったり、思い悩んだりすることはムダである(管理図の考え方と同じで、いちいち原因を追究する必要はない)。

相手はたまたま何かで機嫌が悪いのかもしれない。二日酔いで気分がすぐれないだけかもしれない。何かほかのことをかんがえていただけかもしれない。

今回はたまたま平均より低い値をつかんだと考え、少し長い目で平均で見てあげよう(つまり、サンプルをとって平均値を推定しよう)。

その上で普段より対人関係の平均値が下がっていると感じれば、原因を探して対策を講じればいい(管理図で異常が見つかったときの処置と同じ)。

中長期的に対人関係の平均値を上げる(成長する)ためには、対策が必要である。コミュニケーションの改善など、自身の能力開発に努めよう(技術開発による改善と同じ)。

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株式会社ジェダイト