情報システムを構築するときは、まず「何のためか」という目的が最初にあって、情報システムはその考え方を実現する多くの手段のうちの一つにすぎない、という、情報システムに関する目的論的な考え方は完全に間違いです。よく言われるように「金づちしか持っていない人にはすべてが釘の頭に見える」ということです。新しい道具を持つことで初めて見えてくる目的や問題もあるのです。情報システムは単なる道具ではなく、利用者に思考の変革を迫ることもあるのです。
#”情報システム”を”品質工学”と置き換えてもまったくそのとおり読めてしまいますね。
1970年代生まれのためのエッセー集「Think or Die」より
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