2022/08/22

「超実践品質工学の概要とうまく推進するためのポイント」②

 3. 従来の品質検証方法の問題点

設計した製品や購入部品の品質が確保されているかを調べたるために従来,信頼性試験を実施してきた.しかし,設計・開発の初期段階で未来の品質をチェックするための方法としては,以下のような問題点を抱えている.

(1)複雑さの壁(品質面の問題)

信頼性試験で合格して,出荷前の検査も合格したはずの製品が,期待に反して短い使用期間で故障したり性能が低下したりする.これは,信頼性試験では実際の複雑な環境や使用条件を模擬できていないからである.使用段階の条件に合うような複雑な条件で製品の品質の実力を調べる必要がある.

(2)数の壁(コスト面・先行性の問題)

信頼性試験では,統計学を援用するため多数のサンプルを必要とする.これは試作・評価コスト面だけでなく,設計・開発の初期段階ではサンプル数を多く準備できないという面でも問題である.

(3)時間の壁(開発期間面の問題)

故障率や平均寿命を定量化するためには,故障するまでの試験(数100~数1000時間)を実施する必要がある.設計改善や修正を速く行って短時間に品質を確保したいという要望に対して,時間のかかる試験を繰り返すことは難しい.このことから,短時間に品質をチェックする方法が必要である.

このような3つの問題を克服できる評価方法として,機能性評価(機能の安定性評価)がある.

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超実践品質工学の概要とうまく推進するためのポイント」(6ページ)

(日本経営工学会の了承済)。

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