統計データほどセクシーなものはない。積極的に使いこなそう。インターネットの世紀で最高に魅力的な仕事には、必ず統計学が必要になる。それは限られたオタクの世界に限らない。 ハル・バリアンは「個人にとって間違いのない選択肢は、値下がりしているモノと補完性のある分野で専門性を磨くことだ」と指摘している。データは、それを処理するコンピューティング能力とともに、確実に値下がりしている。私たちはビッグデータの時代に生きている。ビッグデータを理解するには、統計のプロが必要だ。データの民主化は、それを分析できる者が勝者となることを意味している。 データは二一世紀の剣であり、それを使いこなせる者がサムライだ。 だから戦士たちよ、剣を研げ。統計学を身に着けるのだ。
「数字は苦手なんだけど・・・・・・」という人もいるかもしれない。とくに後ろのほうに座っている、派手なカラーシャツを着たそこの君。だが心配はいらない。 希望はある。適切な質問を投げかけ、その答えを解釈する能力も、答えそのものを導き出すのと同じぐらい重要なスキルだ。どんな業界で働いていようとも、適切なデータを適切に処理することが、正しい意思決定にどのように役立つかをきちんと理解する必要がある。数字が得意な人々にどんな質問をするべきか、またその答えを活用する最適な方法は何か、学習しよう。 数字に強くなくても、賢明な選択のための数字の使い方を習得することは可能だ。
エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ著「How Google Works」より。
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