2006/01/26

田口玄一博士は和製ドラッカー

品質工学を学べば学ぶほど、またP.F.ドラッカーを読めば読むほど、田口博士の言っていることは、ドラッカーのそれに通じるものがある。田口博士がドラッカーの亜流というのではない。ドラッカーはいわゆる経営、マネージメントの世界に新しい哲学を提言したが、田口博士はその枠組を踏襲しながらも、技術開発やMOTという分野で「具体的な解決策」とともにそれを提示したところにその凄さがある。
ドラッカーの「今日の問題の解決のためにヒーローが活躍するのではなく、真に劇的なことは明日への決定がなされることである」との一言は、まさにタグチフィロソフィーの品質に対する前始末の考え方と一致する。ドラッカーとタグチの言葉にはその意味するところに共通点が多く興味深い。今後このBlogでも紹介していきたいと思う。

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