2022/12/21

「超実践品質工学の概要とうまく推進するためのポイント」⑩(さいご)

 「超実践品質工学の概要とうまく推進するためのポイント」⑩(さいご)

 5.3 設計品質リーダの人財育成を

 筆者が運営する株式会社ジェダイト(以下,弊社)では,設計品質リーダを育成する社内教育(研修と実践テーマのコンサル)を通じて,以上の活動を牽引できるような人財育成や活動のしくみ化を,国内の大手製造業を中心にトータルに支援している.
おおむね1社につき1期(1年)で10名前後の受講生を募り,月1回(人数により1~2日)の塾形式で実施している.上半期は主に実践テーマの抽出と計画の期間である.自職場の現状分析・問題定義・根本原因究明から真に解決すべき課題をあぶりだし,改善実践の提言として計画にまとめていく.平行して計画や実践に必要となるツール(機能性評価など)の講座を実施していく.
下半期は上半期の計画にもとづいた実践を各自の職場で行う.コンサル形式の実践検討会において,各自のテーマの進捗状況を確認,相談事項に対してディスカッションを行い,次のアクションを明確化していく.最終月には成果報告会を実施し,経営幹部やマネージャに参加いただく.各テーマの成果をさまざまな指標により金額で定量化し,本活動の費用対効果を見えるようにすることで,活動の継続を経営幹部にも再確認いただく.一例として,ある電気関連機器メーカーでは1期10名の受講者の成果(見込み)金額は約22億円と試算された.
以上をヒントとして社内推進方法を推進メンバーで再考いただくのもよいし,社内にそのような部隊がない,あるいはゼロからのスタートという場合でも遠慮なく弊社にご相談願いたい.

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本記事の全文は下記よりダウンロードしていただけます。

超実践品質工学の概要とうまく推進するためのポイント」(6ページ)

(日本経営工学会の了承済)。

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