ついに技術士2次試験の筆記試験(8/4)まで1ヶ月を切った。これまで情報の収集や知識のインプット、過去問の回答作成を中心に行ってきたので、本日から本番に向けた、論文問題の手書きの訓練を始めている。
昨年までの試験形式では、3枚(1800字)ものの問題が毎年2問ずつあるので、市販の回答事例集をベースに自分で作成した回答(ワープロ使用)を、600字詰め原稿用紙(自作)に手書きで書き写してみた。文字が汚くならない範囲で、どこまで速く書けるものなのかの実験も含んでいる。
書いてみると、これが結構大変。普段ゲルインクのペンを多用しているので、シャーペン(0.7mm、濃さはBで書きやすくしたつもり)で書いてみると、抵抗が大きく(個人的に筆圧が強めのこともあり)、やはり手が疲れる(※ちなみに、今日は5問分15枚を書いた)。
休むことなく、3枚を争覇。必死に書き写すだけでも、時間はだいたい1枚あたり13分で、3枚で40分程度。キーワードや章立ての下書きがあったとしても、考えながら書くと、この2,3倍はゆうにかかるだろう。
今年の論文試験の試験要綱は以下のようになっている。
(1)選択科目に関する専門知識・応用能力(600字詰め4枚)、120分
(2)選択科目に関する課題解決能力 (600字詰め3枚)、120分
(1)では1枚あたり30分しかない。構想・下書き10分、清書20分のペースである(!)。壮絶であるが、(1)に関しては半分は知識を問う問題なので、知っている内容なら、かなり短時間で記載できるであろう。
(2)は今回実施した手書きの試験形式に近いもので、おそらく、課題や留意点の抽出、解決策や、「あなたの」考え方・意見を問うもので、難易度は(1)より高いと想定される(なので、枚数は1枚少ないのであろう)。清書に1枚30分は欲しいところなので、全体の構想と下書きが30分、あとは1枚30分ペースで紙面を埋めていってぎりぎりである。
実際に紙に書いてみて思ったことは、書き写すだけでもこんな時間がかかるのに、実際に一から文章を組み立ててこの時間というのはそうとうタイトということ。ほとんど悩んだり迷ったりしている暇はなく、これまで(+あと1ヶ月)でまとめてきたことを、いかにスラスラと文章に分かりやすくアウトプットできるか、そういう試験だということである。
ここでかなりゲンナリしてしまうところだが、冷静に考えると、ボーダーは論文試験全体で(つまり(1)と(2)をあわせて)6割である。つまり(1)でかなりいいところまで点数がとれていれば、(2)は半分くらいの出来でもボーダーには到達できるということである。目標としては、(1)で9割、(2)で5割(合計7割)というところか。それくらいのリラックスした気持ちで望みたいと思っている。あと1ヶ月はひたすら、インプットの強化と、アウトプット(特に紙への!)の特訓あるのみだ。
追記
実際に0.7mm、Bのシャーペンで原稿用紙を埋めてみると、よくない論文の例としてよくいわれる「真っ黒」な印象である(ワープロ打ちだとこういう印象にならない)。内容を整理して、箇条書きを増やす(見やすくなるが、記載できる字数は減る)ことと、できれば1つくらいは図を入れたいところである。過去問の自作回答をさらにブラッシュアップさせる必要がある。
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