2018/05/01

統計で対人関係を理性的にとらえる

某社での統計手法講座で管理図や信頼区間の話をしている。
その時の雑談でこんな話はどうかと。

■■■ 統計で対人関係を理性的にとらえる ■■■

人生はいろんな出来事がランダム(運しだい)で起こることが多い。対人関係では、相手の感情もσで揺らいでいる。

したがって、相手の平均的な性格や態度より、良いことや悪いことが当然起こる。時には、つまらないことを言われたり、いやな態度を取られて腹が立つこともあるかもしれない。

そのたびに一喜一憂して有頂天になったり、思い悩んだりすることはムダである(管理図の考え方と同じで、いちいち原因を追究する必要はない)。

相手はたまたま何かで機嫌が悪いのかもしれない。二日酔いで気分がすぐれないだけかもしれない。何かほかのことをかんがえていただけかもしれない。

今回はたまたま平均より低い値をつかんだと考え、少し長い目で平均で見てあげよう(つまり、サンプルをとって平均値を推定しよう)。

その上で普段より対人関係の平均値が下がっていると感じれば、原因を探して対策を講じればいい(管理図で異常が見つかったときの処置と同じ)。

中長期的に対人関係の平均値を上げる(成長する)ためには、対策が必要である。コミュニケーションの改善など、自身の能力開発に努めよう(技術開発による改善と同じ)。

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