2018/09/01

研究会の機能は?

「研究会の機能は?そのあるべき姿は?」というディスカッションをしました。そこでの所感。

研究会にはいろんな人がいろんな目的で来ています。業務での困りごとを相談したいひと、新しい知識を身に着けたい人、仲間との懇親を図って飲みに行きたい人・・・。
研究会にはこのようなコンサルセミナー、サロン的な機能確かにもあるのですが、「研究会」の本分はその名の通り、研究・発表を通じた品質工学の学問としての発展でしょう(図参照)。

本当に事業成果が欲しければ、わずかな参加費で中途半端なアドバイスを受けるのではなく、プロにコンサルを依頼すべきでしょう。また体系的に知識を習得したければプロのセミナー、講義を受けるべきなのです。

言いたい人が言いたいことを言って留飲を下げるのも自由ですし、だんまりで情報を取るだけに回るのも自由なのですが、研究会の場合自由であるがゆえに、その結果何をどう生かすか、何を持って帰るか、その結果がどうなるのかはすべて自己責任ということです。相談に乗っているメンバーも親切心からとはいえ、プロとは限らないし、結果責任を負った発言をしているわけでもありません(もちろん中にはすばらしいアドバイスもあります)。よほど初歩的な話なら別ですが、そもそも課題の前提条件や環境などもすべて聞いているわけでもないし、時間の制約もあるので、研究会での問題解決は無理で、中途半端になります。

研究会は研究の場、発信の場であることをもう一度再認識して、10年前に研究会から発信したような(エネルギー比型SN比など)、研究を後進のメンバーにもチャレンジしていただきたいと思った次第です。



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株式会社ジェダイト

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