許容差設計がパラメータ設計ほど活用されない理由について考えてみる。
①損失関数2乗の理屈の証明:特に設計パラメータと品質特性yが2乗の関係になる根拠、妥当性証明。基本機能では出力はエネルギーの平方根だが、許容差設計のときの出力y(品質特性)は必ずしもそうではない。損失関数そのものが信じられるかが最初の、そして最大のハードル。
②損失関数のA0を求めるのが容易ではない。(研究会で見た教育用のビデオでは、メーカ側の修理費用となっていたが、本来はお客様のところで生じる損失のはずでは)
③事前に設計パラメータの要因効果を直交させておく必要がある(パラメータ設計で取り上げなかった因子もある)・・・ふり幅が狭いので直交しなくてもよいとの論もあるが、実際にやってみると結構交互作用の影響がある。
④目的特性の決め方(必ずしも機能の出力と一致しない、品質特性は多数ある)。
⑤コンピュータシミュレーションでできない場合の応答解析方法。実物ではほぼ不可能。
⑥納得性の高いテキスト(マニュアル)がない。・・・講義やテキストの数式が天下り的で、なぜそう考えるのかの基本的なところがきちんと説明されていないので上記のような実務レベルでの疑問がでてきてしまい、活用されない。
以上のような点をクリアしていかないと、JISの規格値の決め方が絵に描いた餅ということになり、なかなかハードルの高い問題である。教育用のビデオにでている黒縁メガネの課長のように、単純に教えられたことを信用できれば幸せだが。。。
株式会社ジェダイトのつるぞうによる、品質工学(タグチメソッド)や統計手法などに関するエッセイ、オンラインセミナー(ウェビナー)・研修・講演・設計・開発コンサルティングなどの情報を中心に日常気になるトピックを紹介するブログです。
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2012/06/13
2012/06/05
田口玄一博士 ご逝去
品質工学の創始者である田口玄一博士が、6月2日、88歳でご逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
私にとっては関西品質工学研究会で2度ほど、直接のご指導をうけたことが思い出です。私など足元にも及びませんが、研究を通して品質工学の真髄を深堀して、また進化(真価、深化)させていくのが我々の使命だと考えています
日刊工業新聞
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1320120604abah.html
謹んでご冥福をお祈りいたします。
私にとっては関西品質工学研究会で2度ほど、直接のご指導をうけたことが思い出です。私など足元にも及びませんが、研究を通して品質工学の真髄を深堀して、また進化(真価、深化)させていくのが我々の使命だと考えています
日刊工業新聞
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1320120604abah.html
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品質工学・タグチメソッド
2012/06/03
2012/06/01
我が家定番のネギ鶏中心に赤向きのメニュー
我が家では(特に私が)鶏が好きで他の肉類よりも頻度がかなり高いのですが(ちなみに、鉄板でする焼肉も鶏のことが多いです)、そのなかで大好物が、以前にも紹介した通称「ネギ鶏」。丸揚げした鶏もも肉に、醤油ベースのピリ辛ネギだれを掛けていただく。もちろん、赤ワインとの相性ばっちり。
それ以外には、これも定番のタコのマリネ(掛かっているのはタマネギとパセリの微塵)、クラッカーに添えられているのはアボカドのディップ。鍋のは、キャベツとタマネギとベーコンを蒸らして炒めたもので、酢を掛けていただくとサッパリとしていて、大量に野菜が採れるのがいいですね。
さて本日6/1より、技術士試験の受験要項が発表され、受験申込書の配布が始まりました。いよいよお本腰を入れていく季節になりました!試験は10月です。
それ以外には、これも定番のタコのマリネ(掛かっているのはタマネギとパセリの微塵)、クラッカーに添えられているのはアボカドのディップ。鍋のは、キャベツとタマネギとベーコンを蒸らして炒めたもので、酢を掛けていただくとサッパリとしていて、大量に野菜が採れるのがいいですね。
さて本日6/1より、技術士試験の受験要項が発表され、受験申込書の配布が始まりました。いよいよお本腰を入れていく季節になりました!試験は10月です。
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