2015/05/23

告知:品質工学入門セミナー(関西)

来る6月3日(水)~4日(木)に、日本規格協会(関西支部)にて、恒例の品質工学セミナーを開催します。
(関西品質工学研究会の方は、維持会員価格の半額を補助)

さて、今回は下記投稿にありました、三菱電機オリジナル手法であるXCN(クロスチェック付きなぜなぜ分析)を、報文4ページを用いて紹介します(ノイズ因子抽出の1手法として紹介)。手法考案者による口頭説明、質疑応答を社外セミナーで実施するのは本邦初ですので(海外でもありませんが・・・)、ご興味のあるかたはこちらもお楽しみにしてください。もちろん、プロのコンサルタントの方の聴講も歓迎しています。


(以下、前回案内から転載)

関西の研究会でも「機能の考えかたが分からない」「基本機能とは?目的機能とは?それらの違いは?」など、初学者にとっては理解しにくい、それでいてあまりテキストには詳しく説明がない疑問がでてきました。

品質工学の入門で重要なのは、技術における品質の考え方と、品質(機能の安定性)を評価するための3種の神器(機能、ノイズ、SN比)をしっかり押さえることです。
特に、機能についてはこの講座で、オリジナルの「考えるためのコツ」を伝授します。

今回も、下名と、同社の鐡見氏の2名体制で、「熱い」講義を提供したいと考えております。
ご興味のあるかたは、上記Webのフォームに入力いただくか、日本規格協会関西支部(担当;秋枝さん)までご連絡ください。

また、今年は8月に福岡でも開催しますので、近県の方はぜひご検討ください。

<本コースの特徴>
●品質工学の全体像がつかめる
●基本や本質が理解できる
 ・セミナー指定教科書「はじめての品質工学」以前の、あまり本には書いていないけど“本当は大事なこと、あまり言ってくれないこと”が分かる
 ・実際に困る点への対応や、ちょっとしたコツが分かる
 ・どういう場面で品質工学(特に、機能性評価とパラメータ設計)を使うのかが分かる
 ・演習で考え方を体感できる
●計算やツールに対するフォローもばっちり
 ・帰ってすぐ使える「パラメータ設計実験シート(Excel)」付き
#次回以降の配付は未定です。

<本品質工学セミナーの基本方針>
●とにかく、基本である「機能性評価」が大事!
 これをシッカリ理解して帰っていただきます。
 これが分からずパラメータ設計に走ってはいけません。
●実際に便利なのは「パラメータ設計」!
 すぐに理解しにくい「直交表」「SN比」「要因効果図」は
 ツール(無償配布)に任せて、まず実務で“使ってみる”
 ことが出来るようになることを目標とします。
●それ以外の手法は、概要を押さえていただきます。

 本品質工学セミナー用に書き下ろした最新のテキストを使用します。よいセミナーにしたいと思っていますので、初心者の方、もう一度品質工学の基礎を学びなおしたい方、社内での教えかたのヒントを得たい方など、ご参加をお待ちしております。

5 件のコメント:

toyoko さんのコメント...

本日、セミナーを受講させていただいた豊田美智子です。今日はありがとうございました。
やはり、かつて先生のブログを拝見させていただいておりました。
技術士試験ももちろんですが、それ以外のこともとてもためになります。

明日、もう1日、学ばせていただきます。
品質工学のサービス業への適応と中小企業への適応を考えてみます。
QFDと合わせて、定量的・定性的どちらからも評価できるようになりたいです。

今日は本当にありがとうございました。またどうぞよろしくお願い申し上げます。

つるぞう さんのコメント...

toyokoさん

コメントありがとうございます。また本日はお疲れ様でした。

サービス業への品質工学の適用、期待しています。
一度、関西品質工学研究会に見学にきてはいかがですか。
http://kqerg.jimdo.com/

いろんな角度から意見がもらえると思います。

また、技術士試験も応援しますので、頑張ってください。

また経営コンサルタントのお仕事の話をお聞かせください。
興味があります。
(Facebokk(実名)のメッセージで入れていただければ非公開になります)

toyoko さんのコメント...

こんばんは。お返事をありがとうございました。
また今日は、Facebookの友達承認をありがとうございました。
本日、鐵見先生の講座を受けて参りました。

私がやってみたい、発達障害児/者の支援が十分かどうかを設計することは、
鐵見先生のお話ではMTシステムの方が良いのではとのことでした。
支援が十分かどうかは主観的な数値となってしまいますが、
発達検査などから定量的データを一部使えると思っております。

また、農業も支援させていただいているのですが、農産物を設計するにあたり、
制御因子は見つけられてもノイズ因子が見つけにくいこと
(おいしさなど魅力的品質になってしまうことと測定できないことなど)
また、台風など突発的なことがあることなどから、
こちらもMTシステムの方が良いのではとのことでした。
(台風時は設計できなくてごめんね、と開き直るということで^^)

MTシステムについて調べてみたいと思います。
また、関西品質工学研究会への見学も検討してみます。
MTシステムで博士論文が書ければいいなと厚かましいことを思っております。

2日間、どうもありがとうございました。鐵見先生にもよろしくお伝えくださいませ。
技術士、一次突破がんばります。またブログを参考にさせてくださいませ。

toyoko さんのコメント...

追記です。
発達障害の支援の方は、コンジョイント分析も検討してみます。

つるぞう さんのコメント...

toyokoさん
コメントありがとうございます。

官能的な評価や、サービスなど感性や好みに係わる問題は、MTシステムが向いていますね。
MTシステムでの博士号取得、期待しています!(下名は、MTシステムの経歴詳細論文で技術士を取得しました)

研究会参加もお待ちしております。下名はおもに土曜日に参加しています(鐡見さんは毎回 ^^;)。