間接部門における品質工学の適用状況について、ものづくり.comの専門家宛に質問が寄せられました。下名のほうで回答しましたので、ご興味のあるかたはご覧ください。8つほど参考文献も引用しています。
Q.
品質工学は主に製造業で使うもので、設計・技術部門が使うイメージです。間接部門での使い方の例があれば、教えて下さい。
A.
実践的な品質工学をお手伝いする、株式会社ジェダイトの鶴田と申します。
品質工学をどのような分野に適用していけるかを考え、実践していくのも品質工学の重要な研究テーマとなっており、現在進行形でさまざまな分野への適用が検討されています。以下、間接部門における品質工学の現状について解説いたします。参考文献は一例です。
(ただし、下名自身は購入部品評価しか適用経験がないことを先にお断りしておきます)。
1)資材購買部門
品証部門などの購入品(部品や材料)評価部門と協力して、機能性評価を実施し、価格とのバランスで最適な購入品を選定することが考えられます。また購入後も定期的にロット抜き取りで品質をチェックすることにより、メーカへのけん制や、低品質品が納入されたときの是正などに役立ちます。定期的な抜き取り評価を可能とするためには、短時間評価方法が必要で、そのために機能性評価が役立ちます。
2)人事部門
田口玄一先生が提言された「部門評価制度」も品質工学の1分野とされます・・・(つづきはこちら)
株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)
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