すべての問題を解決する秘訣は、その問題が無意味になる位のレベルで行動することである。
(ジェームス・スキナー)
スキナーが言っているのは、でっかく行動せよ、理にかなっていないレベルで実行せよ、ということだ。
しかしあるいは、品質工学の基本機能にも通じる面がある。たった1つの機能および機能の安定性を改善するという考え方によって、製品使用段階で生じるすべてのトラブルを1つづつを解決するという問題が無意味なるわけだ(超実践品質工学ではそのレベルはまずは求めないのだけれど)。
さらには量子コンピュータというレベルの話になれば、組合せ最適化も一瞬で解ける。あらゆる制御因子に対して、一部実施実験(パラメータ設計のような直交表実験など)を行わずに、すべての組み合わせの中から最適化することができる。つまり、設計や最適化という概念さえ無意味になるレベルだ。これは夢想ではなく、実現というレベルではかなり近い未来に可能であろうし、経済的にというレベルでも数10年以内かもしれない。
まあー、そのうちみんな幸せに生きているように感じられる脳内環境がシミュレーションできるようになるんだろうけど(そんなSF小説がありましたね)。つまり、モノやサービスを作るという問題さえ無意味になるレベル。これはさすがに敗退的か。
株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)
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