普段は設計品リーダー向けのお手伝いを中心にしていますが、ある樹脂成型品メーカー様で若手技術者向けの設計・設計品質講座(12か月コース)を実施しています。最後に受講生より各自感想やコメントをいただきました。その中で、
「もっと早く知っていればよかった!」
という感想が多かったです。
そりゃそうです。これまでは自己流の開発の進め方、データの取り方で、不十分な解析しかできておらず、非効率や手戻りのムダだらけだったわけですから。
対象は、統計的手法初心の若手技術者中心で、内容は以下のようなカリキュラムです。初めてでも無理なく中級クラス(実務で活用できる)に到達できます。別途、相談会を設ける場合は各自のデータ分析の具体的相談にのり、ディスカッションを通じて理解を深めます。
第1回
開講(自己紹介、講話)・品質管理の基礎、なぜなぜ分析
第2回
統計基礎講座(1)--- 統計手法の概要・データの扱い方と基本統計量
第3回
統計基礎講座(2)--- QC7つ道具と工程能力指数・管理図と正規分布
第4回
統計基礎講座(3) --- 中心極限定理、信頼区間・平均値の有意差検定
第5回
統計基礎講座(4) --- 分散分析・実験計画法 – 1元配置
第6回
統計基礎講座(5) --- 実験計画法 – 2元配置・直交表
第7回
統計基礎講座(6) --- 相関分析・単回帰分析・重回帰分析・T法
第8回
講演:技術者の先輩として、若手技術者に向けて
設計品質の基本事項
第9回
機能の安定性評価 --- 設計品質の基本事項・機能・ノイズ・社内外事例
第10回
パラメータ設計 --- 手順、直交表、要因効果図・Excelツール使用方法、社内外事例
第11回
応答曲面法 --- 手法の概要、実験計画・1特性、多特性の最適化
第12回
アイデア発想法 --- アイデア発想の基本・TRIZ・生成AIの活用
設計品質リーダー育成コース(DQL)の紹介
さいごに
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