固有技術で突き当たっている壁を、管理技術の助けで打ち破ったという経験を持つようにならないと管理技術の発展につながらない。固有技術レベルが高まる管理技術でないとその運用方法に正しくない面があると判断されても仕方がない。
(「経営工学ハンドブック」 14章 品質向上 p.329)
品質工学も管理技術(汎用技術)の1つであるが、技術開発のブレークスルーには固有技術が絶対に必要で、管理技術だけでそれを成し遂げることは出来ない。しかし、固有技術で突き当たっている壁を、管理技術の助けで打ち破ることは、確かにあるのである。品質工学は「魔法の杖」ではなく、「鬼の金棒」なのである。破壊力のある重い金棒は鬼でないと有効に扱えない。
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