昨日会社で聴講した高橋先生のHOPE理論をごく簡単に報告。
要するに、応答局面を使った最適化手法ですが、jmp(ジャンプ)という統計解析のプラットフォーム(有償)上に、HOPEという高橋先生独自のアプリケーションを構築しており、かなりの機能を無償で公開しているというものだった。
タグチメソッドとの比較でいうと、HOPEはデータを取ってからそれをどう料理するかという話がメインで、チューニングや許容差設計を行うときに併用すると、多目的問題への最適化が、便利なツールで簡単にできるのではないかと思った。
タグチメソッド(品質工学)の場合は、データをとるまでの話(目的、システム設計、理想機能の定義、SN比=信号とノイズの定義)がメインなので、使うフェーズや目的が異なる。
(したがって、同じデータで2段階設計法とHOPEの多目的最適化を比較するのは無意味である。タグチメソッドではどんなデータを取るかを主に議論しており、チューニングのところはほとんど議論していなのだから)
なお、最適化手法とタグチメソッドの違いは以下で述べたとおりで、HOPE理論にもほぼ同じことが当てはまるものであった(直交表以外の計画があるなど工夫は見られた)。
http://tsuruzoh-qe.blogspot.com/2007/11/blog-post.html
ご参考まで。
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