2019/12/11

StatWorks活用エキスパート賞を受賞

去る12月4日に、第29回 JUSEパッケージ活用事例シンポジウムにて、StatWorks活用エキスパート賞を受賞し、受賞講演をさせていただきました。
さまざまな企業様での設計開発に統計的手法やツールを活用し、啓蒙推進したことを評価いただきました。
ありがとうございます。



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2019/11/07

受講講演『品質工学をコアとした設計品質リーダ育成の取り組み』

下記シンポジウムにて、「JUSE-StatWorks活用エキスパート賞」を受賞することとなりました。
受講講演『品質工学をコアとした設計品質リーダ育成の取り組み』を行います。
そのほか有益な事例報告や講演等もございますので、参加されてみてはいかがでしょうか。
参加無料、先着順。
2019年12月4日(水)開催
第29回 JUSEパッケージ活用事例シンポジウム

表彰・
受賞講演
第16回「JUSE-StatWorks活用エキスパート賞」の表彰
株式会社ジェダイト 代表取締役 鶴田 明三氏
受賞講演
『品質工学をコアとした設計品質リーダ育成の取り組み』
弊社は,国内製造業様を対象に,社内で設計品質向上を牽引,後進育成できるリーダの育成を組織的に実施している.本取り組みにおける教育内容および実践活動の内容を紹介し,StatWorks活用の寄与について報告する.

2019/10/04

品質工学シンポジウム2019 in おおさか(2019.10.4)ルポ4

■発表2 AI機械学習予測モデルのコンピュータ実験による量産プロセスの許容差設計
ローム株式会社 山中氏

実物実験(内乱が振りにくい)、量産前にはウエハ1ロット(25枚)しか流せない実験環境、制御因子が数10もあるという制約下で、量産データを使った回帰(機械学習)でモデルをつくり、許容差設計やパラメータ設計を実施。

本来は上流でロバスト設計すべきだが、そこは批判はしない。ここでは上記の制約を認めたうえで、今回の事例では量産に入ってからの検討であったが、今回の知見を次回の設計の前始末には使えばよいと思う。

品質工学シンポジウム2019 in おおさか(2019.10.4)ルポ3

■基調講演 AIによる品質・AIの品質~ソフトウェア工学視点からの動向紹介~
国立情報学研究所 石川氏

刺激になる内容。以下興味を持った点をメモ。

・人間が期待するような規則を学んでいるとは限らない。それでいいのか、よくないのか?
・AIソフトウェアの場合、事前に仕様を決めきることはほぼ不可能、完全なテストもほぼ不可能。人間が難しい、苦手だと感じているパターンがAIが苦手とは限らない。また人間が簡単にできるからと言ってAIでも簡単にできるとは限らない。
・内部の判別プロセスや結果が、プログラマにも予測不能。Software2.0
・技術的負債。高利息のクレジットカード。「なんとかVer.1.0リリース」は借金の始まり・・・H/W設計の悪魔のサイクル、フロントローディングの話にもつながる。
・本当の要求ではなく、動作や手段を仕様として作りに行ってしまいがち。
・最適なテストスイートを最適化技術(GA)を使って生成。
・バグの自動修正ツール!実はランダム的に(あるいはある規則で)手あたり次第コードを変更して、テストスイートをパスすればよいという考え方。治ってから人間が変更内容を理解すればよい。


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品質工学シンポジウム2019 in おおさか(2019.10.4)ルポ2

■発表1 IoTの取り組みで分かってきた技術課題解決の難しさ
株式会社エクセディ 薮田氏

社内の生産/品質情報システムの紹介。このようなシステムは見える化、帳票作業の自動化以上のアウトプットが見えにくい。ERP,MESによる効率化は前からあり、新規性がない。
この事例は情報システムありき、データ収集ありきとなっている。どういうビジネスモデルで付加価値を出していくかが重要。

90年代に以下の疑問をもった。悪い品質を作りこんでおいて、量産してから情報システムでもってデータを収集・解析し、問題点や原因を見つけ、それを直すということにひどい非効率を感じた。これが品質つくりこみをフロントローディングするQEをやるきっかけになったのだ。

検査の自動化は、「人がやっていること」の機械への置き換えではない。
より機械が得意で情報量の多い代替特性の考案やデータ処理・解析技術が必要。

誤検知する4%の領域はOKでもNGでもないグレーゾーンとし、その分だけ人がやっても25倍効率化できる。判別技術だけで誤検知0を目指すのが経済的とは限らない。

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品質工学シンポジウム2019 in おおさか(2019.10.4)ルポ1

■講演1 単位空間を動的に生成することによる機械設備・プラント異常診断の精度向上
株式会社IHI 茂木氏

RQES2019で発表された内容で、詳細はそちらをを参照されたい。
要するに、わかりやすい例では自動車の場合、走っているときも止まっているときも「正常」には違いないが、その状態は全く異なるので、別々の正常状態(単位空間)を定義して、適宜使い分けましょうということ。
個人的には今年のRQESでは最もよかった発表。

あらためて発表を聞くと、運転状態と単位空間の紐づけについて興味や疑問があり、以下2点を質疑。

Q.運転状態項目の選択方法は?
→A.基本的には技術的、固有技術的問題。
Q.同じ仲間の単位空間というのはどう判断しているのか?
→A.物理の因果関係(入出力)状態が類似していること。運転状態項目のクラスタリングではない。

あっさりとメモしたが、2つ目の議論は少し目からうろこ。

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2019/05/15

【告知6/27-28】品質工学研究発表大会(RQES2019S)

6/27(木)~28(金)に毎年恒例の品質工学研究発表大会が東京で催されます。 私も初日午前の大ホールの司会を賜っており、2日間とも参加予定です。皆様とお会いできることを楽しみにしています。 http://www.rqes.or.jp/event/symposium/rqes2019s/rqes2019s.html

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おすすめの品質工学の本 「これでわかった!超実践品質工学」

2019/05/14

研究会参加雑感

久々に月例の関西品質工学研究会に参加。上位概念の話が抜けていることが多く、品質工学だけを切り口にしていかに勝つかを論じるのは厳しいという印象。品質管理学会と商品化プロセスに関する議論が始まったという。今後の進展を期待する。

上記の視点での各テーマへのコメント。

1.テーマ検討 オンライン品質工学の考究:臨界不良率の整理(パナソニック)
→(所感)製造品質の確かめ方の合理化の話。コスト計算による検査間隔などの設定だが、一度理解して費用計算でツール化すればよい話。それよりも流出を防ぐには設計品質(ねらいと出来映えの両方)や検査設計の向上(安価に検査の良品がトラブルを起こさない等が保証できる)が重要。ただし以上の話は売上や顧客価値とはほぼ無関係。

2.テーマ検討 基本機能の分類 (ISID)
→(所感)研究会有志の「基本機能ハンドブック」の分類は恣意的でMECEでないことが指摘された。しかし「参考になる、無駄ではない(本人談)」程度で話が深まらない。MECEだからといってそれが有用な分類とは限らない。機能をどう定義分類するかは著書等で体系化済。どんな機能が要求されているのか、それをどう実現するかのほうがはるかに重要。

3.テーマ検討 在庫コストの最適化 (コニカミノルタ)
→(所感)発注方式に係る古典的な経済的発注量の問題。だが現状のしくみを放置して計算式で合理化できる部分は少ないと思う。在庫を減らすためには何をすべきか(プルシステム,  リードタイム短縮、部品標準化等)を議論すべき。作ればたくさん物が売れた時代の話ではあり、どうやって売れるものを作るのかが先決。

4.話題提供 企業間交流会に参加して (リコー)
→(所感)マツダで開催された交流会の内容の報告。品質工学で自動車開発の生産性を向上させるという話。主査である人見氏の才覚で全体最適のエンジン開発を推進して成果を上げたことが印象的。これが人見氏の個人的力量によるものか、別の人が行ったときに再現性があるようなしくみや人材登用につながっているのかはよく分からない。トヨタからも発表があったようだが、かなりブレイクダウンされた要素のバランス設計の話だったようで、トヨタの強さとは関係しない。

5.ワーキンググループ活動


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2019/04/30

平成から令和へ

 平成の最終日である。GWの雨の日を活用して久々の執筆活動を実施。経営システム誌7月号の寄稿文を書き上げた。タイトルは「超実践品質工学の概要とうまく推進するためのポイント」。なんとか上限の6ページにまとめた。特に推進するためのポイントについては、ペーパーで明文化するのは初である。興味のある方はぜひご一読願いたい。

 さて平成もあと数時間で終わろうとしているが、平成の約30年間はわが国に国際競争力の低下が著しかった。価値創造の部分で投資や人財育成が遅れたことが一要因であるが、まだまだ管理技術で救えるムダな部分も多く、実際その部分のお手伝いをするニーズも高い。令和での復活に向けて、価値創造の部分でも尽力していきたい。



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2019/01/14

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2019/01/05

今年もよろしくお願いいたします。

喪中のため年初のご挨拶は失礼させていただきますが、
今年もよろしくお願いいたします。

2018年度の個人的十大ニュース(ポジティブなニュースを中心に)。アウトプットの多い充実した一年でした。

1.新規顧客様が東京、群馬、宮崎、愛知などに拡大して、業績が大幅に改善。
2.京都のメーカー様で設計品質塾第一期終了、効果見込み額は20億円以上。もちろん第二期以降も継続。
3.日本規格協会、日科技連研修所、品質工学地方研究会(滋賀、京都、埼玉、佐賀、中部)、中部品質管理協会などで講演、盛況御礼。
4.宮崎を中心に方々で神社を巡り、風景撮影、郷土料理、温泉を楽しむ。
5.単独で北海道出張&旅行(8日間)。
6.家族で四国旅行、琵琶湖旅行、その他アウトドア。
7.統計的品質管理、実験計画法、応答曲面法、機能展開などの新規社内研修コースを各種開講。
8.当社のイメージキャラクター5体が完成。長緒鬼無里さんに感謝!
9.「超実践品質工学」第4刷増刷。
10.胃ガンの原因となりやすいピロリ菌を殲滅。今年も病気なし。

平成最後の年に40代最後の歳を迎えたというのもありましたね。来年は新元号とともに50歳です(げっ!)。

来年度への積み残しも。アウトプットに比べ、インプット特に読書が思うように捗らず積読常態化。人間ドック、減量・筋トレも未完了、運動不足で血圧が上がりぎみなのはぜひ改善したいですね。

来年も良い年にしましょう!


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