2011/12/29

「書の宇宙」を格安でゲット

書家・石川九楊さんの書・漢字論・日本語論著書が好きで、今年は結構読み漁った。その本の1つの裏表紙の広告に「書の宇宙」(全24巻)があり、

・・・美しい図版を縦横に駆使して“書の姿”それ自体が物語る宇宙を再発見する空前の試み。書をめぐる全ての根源的な問いかけに答えんとする石川九楊[書の宇宙]・・・

 なんとも興味を引くではないか。しかし24巻で60000円強!ちょっと簡単には手が出ない。そこで、インターネットの古書検索の出番。探すと、あった、あった、全24巻が12000円。定価の1/5以下ということで即注文(これでも十分大人買い)。現在2巻まで読み終えたところで、冬休みも読み進めようと楽しみにしている。

書の宇宙 第1冊:天への問いかけ[甲骨文・金文]
書の宇宙 第2冊:人界へ降りた文字[石刻文]
書の宇宙 第3冊:書くことの獲得[簡牘]
書の宇宙 第4冊:風化の美学[古隷]
書の宇宙 第5冊:君臨する政治文字[漢隷]
書の宇宙 第6冊:書の古法(アルカイック)[王羲之]
書の宇宙 第7冊:石に刻された文字[北朝石刻]
書の宇宙 第8冊:屹立する帝国の書[初唐楷書]
書の宇宙 第9冊:言葉と書の姿[草書]
書の宇宙 第10冊:伝播から受容へ[三筆](日本編)
書の宇宙 第11冊:受容から変容へ[三蹟](日本編)
書の宇宙 第12冊:洗練の小宇宙[平安古筆](日本編)
書の宇宙 第13冊:書と人と[顔真卿]
書の宇宙 第14冊:文人の書[北宋三大家]
書の宇宙 第15冊:復古という発見[元代諸家]
書の宇宙 第16冊:知識の書[鎌倉仏教者](日本編)
書の宇宙 第17冊:文人という夢[明代諸家]
書の宇宙 第18冊:それぞれの亡国[明末清初]
書の宇宙 第19冊:変相(くずし)の様式[流儀書道](日本編)
書の宇宙 第20冊:近代への序曲[儒者・僧侶・俳人](日本編)
書の宇宙 第21冊:さまざまな到達[清代諸家1]
書の宇宙 第22冊:古代への憧憬[清代諸家2]
書の宇宙 第23冊:一寸四方のひろがり[明清篆刻]
書の宇宙 第24冊:書の近代の可能性[明治前後](日本編)

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