引き続き、「業務内容の詳細」の部分である。ここは、先の業務経歴(5つ以内)から1つだけ選択して、その内容の詳細を720字以内で記載するものである。
今年度より、筆記試験合格後の業務体験論文の提出がなくなったことを受けて、受験申込み時にミニ論文ということで、上記の記載が追加された(当然、面接のときに活用される)。
さて、720字である。これは書いてみればすぐに分かるが、あまりに字数が少ない(足りない)。自分の業務(製品、技術、背景)などを知らない面接官に、背景が分かるように説明し、自分の役割・立場、業務上の課題、技術的な課題、自分の技術的提案、成果、展望を要領よく、しかも分かりやすくまとめなければならない。ここには相当時間を費やした。
申込書のダウンロード開始は4月からだったが、様式が変更になり、業務詳細を700字程度で記載する必要があることは昨年の12月に受講したガイダンスで知っていた。前記の業務棚卸しにあわせて、どの業務を詳細記載の内容に選ぶかは、吟味した。とはいえ、本当に時間がかかったのは、業務選択後である。720字にまとめるために、申込書入手前から、文章を考え、練りに練った。3月ごろから、社外の技術士1名と、社内の技術士3名(いずれも、下名受験部門である経営工学部門)に見ていただき、アドバイスをいただきながら、推敲した。全員の意見をすべて取り入れることは字数の都合上も難しかったので、最後は自己責任でまとめ挙げた。それでようやく完成したのが4月の中旬であった。
「業務内容の詳細」部分は、PDFファイルでテキスト入力ができるようになっているが、この部分はデフォルトでは行数が決まっており(つまり空白行を入れるとその分記載できる行数が少なくなってしまう)、さらにインデントや文字装飾ができない仕様になっている。そのまま空白行を入れずにキチキチに内容を詰め込むと、真っ黒で非常に読みにくいものになる。この部分をどのように入力すべきか、また見やすくなるように、テキストボックスの部分をいじってよいのかどうか、掲示板などでもかなり物議をかもしていた(受験センターへの問い合わせも多数だったようだ)。
最終的に役に立ったのは、このページで、結論だけ抜粋させていただくと、
「空白部分を除き、記載した文字数が720字以内であれば、
1.1行の文字数×行数に指定はありません。
2.文字の大きさの指定はありません。10.5ptでなくても結構です。
3.文字の種類は自由です。
4.文字装飾(太字・下線等)によりキーワードを強調していただいても結構です。
5.カラーのものは受理できかねますので、白黒で作成してください。」
とのセンターからの回答があったとのことなので、見やすいように構成することにした。
センターではWord等で作成したものを貼り付ける方法が例示されていたが、いろんな方法が可能である。下名は、フリーウェアでいつもお世話になっている、PDF-XChange Viewerで、経歴詳細記載部分に、テキストボックスを新たに貼り付けでそこに文章を打ち込んだ。フォント変更や、ボールド、下線、空白行の挿入などの装飾も自由自在である(もちろん、読み易さを考えて、過剰にならないように)。仕上がりは上々で、デフォルトのフォームで記載したのとは、比較にならないくらい読みやすい。
受験料14000円の振込みも完了。今から、貼付用の写真を撮りに行く。
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