2014/09/15

関西品質工学研究会でのコメントメモ

今年に入ってからは、土曜日開催の時を中心に出席(金曜日は部下にまかせて)している。今回はワーキングループと輪読を除いた、会員による事例発表は3件。

1つの事例発表は通常、全体で1時間となっており、だいたい半分くらいの時間が発表、のこりが質疑応答とディスカッションという構成になっている。

関西の研究会ではご他聞にもれず議論が活発なため、たいてい時間切れになってしまう。思いつきでしゃべると収拾がつかなくなるので、だいたい、自分の中では次のような流れで発言するように心がけている。

・発表者の発表。このときに、多数の疑問事項、コメントなどを手元にメモ、どれを話題するかの優先順位なんかも決めておく。例えば、他の方が発言してくれそうなものは譲って、独自の視点や、発表者・聴講会員の利益になりそうな話題を心がけて順序を決める。
・発表が一旦おわる。
・この時点で、誤解が生じそううな用語や内容がある場合や、議論を整理したほうが良い場合はそれについてコメントすることがある。
・顧問からのコメント。
・ここでそろそろ会員のディスカッションの時間帯・・・というときに司会のしきりによって、またはどなたかの新しい話題によって会員のディスカッションがはじまる。
・ここで、すぐに自分の発言をしたくなるが、少し待って、会員からの発言がある場合はまずそちらを優先する。これの話題に対して、自分のコメントと関係するものがあれば述べる。
・逆に会場が静まり返っている場合は、こちらから新しい視点を提示する。それによってまた場が暖まって議論がつづくようなら、必要以上のことは自分からは発言しない。

という具合である。ディスカッションの30分などは数名の発言と議論ですぐに経ってしまうのである。このように、自分がコメントしたかったことの一部しか発言できないことがほとんどである。そのうちの一部は一般化してブログのネタにしたりするものもあるが、基本的にはノートに記載したっきりになってしまう。

そこで、今回(9月度)からは僭越ながら、コメントや情報を箇条書きにして発表者に手渡すことにした(自分自身もコンサルティングの訓練になる)。余計なお世話かもしれないが、せっかく発表してきださった方へ、気づきや新しい情報があれば、少しでも貢献になるからである(3名の方からいずれも喜んでいただけたと思う)。

自分用と手渡し用の両方のメモを作成するのは集中力がいるが、出来る範囲でやっていきたいと思う。技術士になってから少しそのようなことも考えるようになった。

(なお、余談であるが、下名はノートを取るときに、発表者の発表のメモは青、自分のコメントやアイデア、質問などは緑というふうに色を変えて記載しているので、あとで見てもどこが自分が考えた部分がが分かるようになっている:斎藤孝先生の三色ボールペン方式を参照してください)


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

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