2010/10/16

【今日の言葉062】

「複雑多様なものを、ひとつの数式で一気に統制してしまう」数学の美しさが、大自然の「本質をパッと切り取る」俳句と良く似ている。
(「斉藤孝のざっくり!日本史」(斉藤孝)より「世にも美しい数学入門 」(藤原 正彦, 小川 洋子)の引用)

#品質工学にも、基本機能y=βMやSN比という「型」がありますね。
 斉藤孝の本文には続いて「そうした”型”に収めていく作業をすることによって、むしろ言葉の研磨作業が行われ、表現する感性が研ぎ澄まされていく」とあります。
 確かに、一見複雑なシステムに見える技術をほぼ1つの現象に落とし込んで、技術評価の本質に迫っていく品質工学の方法も、1つの型であるように思います。型はルーチンではなく、素性の良い型の中で思考を深めていくと、新しい発見につながるということです。

 Kazz先生もスケッチ(水彩画)におけるデッサンになぞらえた考察をされているようです。こちらもどうぞ。(スレッド4580)
http://www2.ezbbs.net/12/kazz/

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