2017/01/29

社内講演会で「クロスチェック付きなぜなぜ分析(XCN)」を解説

 1月27日に京都府のメーカー様にて、社内講演会で3時間のクロスチェック付きなぜなぜ分析(XCN®)講演を行いました。多数のご質問をいただき、技術、品質保証の方々の熱意を感じることができました。
※XCN®は三菱電機株式会社の登録商標。株式会社ジェダイトは商標使用許諾済。

 下記に講演概要を記します。半日ではほぼ解説に終始しましたが、1日コースですと、頭と手を動かしての演習を含めることができます。また、社内研修(2~3日コース)、コンサルティング契約では、御社製品の実設計問題に対して、XCNのお手伝いが可能です。

■XCN講演内容(3時間)
※特典として、講演資料(電子ファイル)、ExcelのXCN事例・フォーマット、標準外乱チェックシートが付き、御社内で自由にご使用になれます。

■要旨
 本講演では、開発・設計段階で設計リスクを未然に炙り出し、これを見える化するための「XCN(クロスチェック付きなぜなぜ分析)」の方法について学びます。XCNの最大の特徴は、適度な負荷で検討漏れの少ないリスク抽出を行える点です。
身近な製品の具体例をとりあげて、XCNにおける、①製品の機能定義(機能ブロック図)、②その機能が出荷後に喪失する要因(設計リスク)のなぜなぜ分析、③外乱(環境・使用条件)と内乱(製品内部の変化)の組み合わせチェックリスト、④要因の抽出漏れを防止するためのクロスチェック、⑤各リスク要因の対策検討、をそれぞれ説明します。これらのアウトプットは、自職場での設計の見直しや、デザインレビュー・ピアレビューに活用できるほか、品質評価項目に反映したりすることで、未然防止に役立てていくことができます。
XCNのExcelフォーマット付きですので、実務ですぐにトライしてみることができます。またXCN付属のチェックリストだけを活用した、最新のLight-XCNについてもご紹介します。



■内容
0.はじめに
・講演概要(狙い)
・こんな方におすすめ
・電機メーカにおける効果と事例
・日刊工業新聞に紹介
・背景~設計起因の品質問題
・2つの「設計品質」の見える化
・めざす開発プロセス
・機能の安定性評価
・意地悪条件による評価の必要性
・特性要因図を活用した場合
・従来の設計リスク抽出・レビューの課題
・クロスチェック付きなぜなぜ分析(XCN)のメリット
・なぜXCNでモレが防げるのか
・XCNの構成と大まかな流れ

1.XCNのステップ①~機能ブロックエリア
・機能とは?
・対象システム(掃除機)の説明
・各部品(サブシステム)の働きを考える
・掃除機の4つのサブ機能とブロック図
・全体のブロック図

2.XCNのステップ②~なぜなぜ分析エリア
・用語解説:外乱と内乱
・”未然防止の”なぜなぜ分析の3つのポイント
・トップ事象の定義方法
・なぜなぜ分析の実施方法と留意点
・なぜなぜ分析のセルフチェック方法
・なぜなぜ分析の完成例

3.XCNのステップ③~チェックリストエリア
・チェックリスト作成のための情報源
・標準外乱チェックリスト
・外乱チェックリストより今回対象要因を抜粋
・外乱から内乱を想定する
・外乱と内乱の組合せを作成
・スコアリングと優先度
・チェックリストの完成例

4.XCNのステップ④~クロスチェックエリア
・クロスチェックでモレた要因を発見
・縦チェック(なぜなぜ分析のモレチェック)
・横チェック(チェックリストのモレチェック)
・実際にモレを見つけた例
・クロスチェックの完成例

5.XCNのステップ⑤~対策検討エリア
・クロスチェックまでで抽出できた外乱(設計リスク要因)
・外乱ごとに対策を考える
・対策の6分類(設計への織り込み、機能性評価のノイズ因子等)
・対策の明確化(記入方法)
・結論の記載
・XCNのレビュー方法

6.XCN-Lightの概要
・外乱チェックリストの活用


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