2011/08/11

北海道紀行2011(その5)

 7/27(木)の続き。トマムから富良野方面に向かうときに、かならず通ることになるかなやま湖畔。旅行前に、湖畔にラベンダーが咲いていることと、鹿肉料理を出すレストランがあることをリサーチしていたので、今回はじめて寄ってみることに。

 ラベンダーはこれまで腐るほど(失礼!)見てきたが、湖との取り合わせは初めてかもしれない。人気(ひとけ)も少なく、のんびり散策にはうってつけ。ラベンダー園をぐるりと一周して、ホテルラーチのレストランモンターニュへ。ランチの時間帯は、鹿料理はエゾシカカツカレーのみということで、そちらと別のランチを1つずつ注文(子供はお子様ランチ)。鹿肉といわれなければ分からないほど、癖もなく、硬さもない。昨年、屈斜路湖YGHに泊まったときに出た鹿肉の陶板焼きも、癖は感じなかったので、鹿肉=ケモノ肉特有の・・・というのは先入観なのかもしれない(観光客用に処理してあるのかもしれない)。

 富良野ではまずハートヒルパーク展望台をチラ見してから、ずいぶん来ていなかったファーム富田へ。いまや世界的に有名な(?)この観光地を解説するまでもないが、娘がアロマに興味を持ち始めているので、以前とは違った趣向で園内をめぐることができた。香水の舎、蒸留の舎、ポプリの舎を回り、ラベンダーアイスなども食しながら花見散歩。個人的に良かったのは、ドライフラワーの舎。ジブリの実写版の世界のようで、よく本物のドライフラワーだけでこれだけ作ったな、という感想。超有名スポットでもたまに来て見ると新しい発見があった。

 昨日の娘の誕生日ではケーキによるお祝いができなかったので、これも有名なケーキ屋であるフラノデリスへ。駐車場はでかいのだが、イートインのスペースは意外と小さい。運よく席が空いていたので、「8」の数字のキャンドルをケーキに立ててお祝い。

 富良野から美瑛へ。美瑛にくると「帰ってきた」という感じがする。もう20年も北海道に来ているので第2の故郷と言ってもいいだろう。宿はもちろん毎年お世話になっている美瑛丘の宿「四季」。今年は2年ぶりにロフト付きコテージ。早々に風呂をすまし、本館のベランダに出たりして夕涼み。自慢のディナーが待ち遠しい。
 
 食事は写真を参照してもらおう。メインは牛肉のイチボという部位のロースト。楽しみのワインは2種類をそれぞれハーフで。まずはシャンパーニュ・ルイ・ロデレール。くぅぅ、切れ味が違いますな。メインにあわせた赤は、サンジリアンAOCのラローズ・ド・グリュド2004。ここに来ると「やっぱりたまにはいいワインも飲まないといかんなぁ」としばし反省(それでまたフルボトル1000円台のワインに戻るのだが)。

 この日の宿泊者はうちだけだったのだが、夕食時には町内会(美瑛に移住された方々の集まり)の会食もありにぎやかに。関西からの移住も多いのだとか。マスターに「10年後は移住ですね」と言われる(毎年)。

 夕食の後は本館のリビングでトランプをしたりしてお腹を休めてから、外に出て、花火(持参)を楽しむ。天気がよければ天体観測も、と星座早見板まで持参してきたのだが、雲で全面が晴れない。「たぶん、あれが夏の大三角だろう」という程度の知識でお開きに。コテージの屋根裏部屋で川の字になって休む。


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