午後の1つ目は、選択科目(下名の場合「数理・情報」)の専門知識・応用能力を問う問題。時間は12:30~14:30の2時間。枚数は600字詰め4枚と、非常にタイト。模擬試験(自作自演)で、知っている問題を解くのでも、楽な時間配分ではなかった。
問題の形式もいろんな予想が飛んでいたが、1月に受けたセミナーの予想が的確で、1枚+1枚+2枚の計3問答える構成であった。問題数は、事前の公表のとおり、回答数の2倍。すなわち、1枚で回答する問題が4問中2問選択、2枚で回答する問題が2問中1問選択という構成だった。模擬試験もこの構成にのっとって、2時間で練習してきたので、これは助かった。しかし、試験の現場ではやはり、3問を規定の字数で仕上げるというのは、時間との勝負だった。
下名が受けた「数理・情報」の問題を紹介する。
1. 原稿用紙1枚で回答する問題(2問選択)
(1)日程計画で用いられるPERT/CPMの目的、特徴及び原理を示し、適用上の留意点を述べよ。
(2)在庫管理における発注方式を2つ挙げ、それぞれの方式の特徴及び対象となる品目を解説せよ。さらに、適用上の留意点を述べよ。
(3)樹脂成形工程において成形条件を最適化するために、10個の因子を選定して直交配列表を使って割り付けた実験を実施し、採取したデータから分散分析を行った。ところが、有意になると予測していた因子が有意にならなかった。有意になると予測していた因子が有意にならなかったという現象に対して、直交配列表実験の観点からどのような調査が可能かについて具体的に述べよ。
(4)実験計画における重要な概念の1つに、フィッシャーの乱塊法におけるブロック因子がある。ブロック因子について、具体例を示しながら解説し、適用上の留意点を述べよ。
2.原稿用紙2枚で回答する問題(1問選択)
(1)政治・経済の不確定要因や自然災害の増加、さらに多品種・少量生産や製品ライフサイクルの短縮などにより、今日における需要予測は困難なものとなっている。あなたが、特定の製品やサービスなどの需要予測を行う業務の担当者として業務を進めるに当たり、書きにないようについて記述せよ。
・着手時に調査すべき内容
・業務を進める手順
・業務を進める上での留意事項
(2)製品ライフサイクルが短縮する中で、製品品質の早期の安定化がますます企業の重要な課題となっている。あなたが、企業における特定の製品の品質の早期安定化のための工程管理を行う担当者として業務を進めるに当たり、下記の内容について記述せよ。
・着手時に調査すべき内容
・業務を進める手順
・業務を進める上での留意事項
試験では、1.は(2)と(3)を選択。2.は(2)を選択した。
最後の1分まで時間を使った。
途中で書き直したかった部分や、最後にスペースが苦しくなって、十分に説明できなかった部分もあったが、そういう試験であり、贅沢はいえない。とりあえず原稿用紙は最後まで埋めた。
出来については、正直「しまった」と思う部分もあるし、何ともいえない。
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