2013/08/05

午後その2 選択科目(論文)

 30分の休憩を挟んで、午後の2つ目は、選択科目(下名の場合「数理・情報」)の課題解決能力を問う問題。時間は15:00~17:00の2時間。これでラストだ。枚数は600字詰め3枚と、さっきの論文に比べれば余裕がある。枚数が1枚少ないのもさることながら、1つの問題に対して3枚なので、考えは集中できる。問題は2問中1問選択。

 下名が受けた「数理・情報」の問題を紹介する。

1.情報技術の発達とともに、膨大な量のデータや情報であるビッグデータを収集・蓄積することが可能となった。企業では、データマイニングや数理的手法などを用いて大量のデータや情報を解析し、企業経営に有用な情報を抽出することが必要となってきている。このような状況を考慮して、以下の問に答えよ。
(1)データマイニングや数理的手法などを用いて有用な情報を抽出するための手順の例を示し、その手順の中であなたが重要であると考える項目について説明せよ。
(2)大量のデータや情報を解析する際の技術的課題を示し、それを解決するための技術的提案を示せ。
(3)あなたの技術的提案がもたらす効果を具体的に示すとともに、そこに潜むリスクについて論述せよ。

2.新製品の信頼性確保のためには、市場品質データを活用することが重要である。企業内で市場品質データを蓄積し、信頼性保証のための有益な情報を抽出する状況を想定し、以下の問に答えよ。
(1)信頼性保証のための市場品質データを週出するための基本的な手順を説明し、その手順の中であなたが重要であると考える項目について説明せよ。
(2)信頼性保証のための市場品質データを分析し情報を抽出する際の技術的課題を示し、それを解決するための技術的提案を示せ。
(3)あなたの技術的提案がもたらす効果を具体的に示すとともに、そこに潜むリスクについて論述せよ。

試験では、1.を選択。ほどよい時間で、原稿用紙は最後まで埋めた。
出来については、これも何ともいえないところである。

こちらの問題は、口答試験の諮問でも用いられるとのことなので、論文を復元しておく必要がある。
最後に10分弱ほど時間に余裕がったので、問題用紙の余白に要旨は写してきた。

とにかく、このようにして1次試験からかぞえて2年間の受験生生活に、一息つくことができた。
今後はとりあえず筆記試験合格を想定しての、口答試験への準備ということになる。

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