2014/03/15

技術士2次試験受験申込書/経歴書の書き方(1)

 今年2次試験を受けられる方はそろそろ受験申込書の準備にかかっている頃だろう。記入要領は技術士会の指示に従うには言うまでもないが、忘れないうちに、申込書記入上の注意点や工夫などをまとめておく。お役に立てれば幸いである。

技術士会HPによれば、H26年度の2次試験の受付は以下の通りである。
 受験申込書配布期間 平成26年4月1日(火)~5月8日(木)
 受験申込受付期間 平成26年4月14日(月)~5月8日(木)

 4/1になればHPに申込書がアップされるので速攻でDLして、書類作成にかかろう。そのためには記入内容を十分吟味しておく必要がある。そしてもし近くに技術士の方がいれば(できれば2名以上)、その内容に何度もコメントをもらい、推敲していく必要がある。自分が思っているほど、全く「書けていない」と謙虚な気持ちで臨むことが重要である。

 さて添付の画像は制度が変わった初年度のH25年度の様式だが、おそらくH26年度も同じ様式だろう。その点は昨年度よりも準備がし易いに違いない。

 配布される様式は、テキストが所定文字数記入できるPDFになっているが、このままでは多少使いづらい。特に2枚目の業務内容の詳細のところで、デフォルトの様式のままでは、720字かつかつしか入力できなくなっているので、パラグラフごとに空白行を入れて見やすくするようなことはできない(できるが、記入可能字数が減ってしまう)。また、ボールドや下線といった文字装飾も使用できない。
 そこで下名の場合は、フリーのPDF編集S/W(PDF-XChange Viewer)に透明のテキストボックスを貼り付けて記入した。これにより非常にみやすい仕上がりになった。
 このような装飾がOKであることは確認済みであるし、下名自身もこれで書類を受理され、合格もしているのでご安心を(もちろん、字数制限は守るように!)。

 さて、1枚目は申込書になっている。こちらは指定の要領どおり記入していけば問題ないが、「専門とする事項」は吟味してほしい。大事な点は、①受験する技術部門に合致した事項になっているか、②あまり長すぎないようにすること、である。①は技術士会が例示している選択科目の内容の中から(例えば「経営工学-数理・情報」なら「統計・信頼性技法」など)選べればそれにこしたことはないが、ぴったり当てはまらない場合は、自作してもよいことになっている。②は字数制限以内なら何文字でもよいのだが、筆記試験のときに、原稿用紙1枚ごとにそれを記載する必要があるので、簡潔かつ自分の専門とする事項にあてはまるワードを厳選したほうがよい。下名の場合は業務経歴の内容と考え合わせて「品質工学・SQC」とした。

 1枚目については、あとは年号を和暦にすることを忘れない程度で、特に問題はないだろう。長くなったので2枚目の経歴書は次の記事で述べる。


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