一番簡単なL4直交表の例
・表の縦列の数字1~4は、実験ナンバー
・表の行にある因子A~Cは、実験条件を指定する因子名
・A1、B2などは、因子の条件を2つの値(これを水準という)に変化させて実験することを示している
・このように当てはめることを「直交表に割り付ける」という
・X1~X4は、実験ナンバーごとに指定された条件のデータ
直交表の性質
・実験ナンバー1と2の条件を足してみると・・・(2×A1)+(B1+B2)+(C1+C2)となり、因子Aに関してはA1だけを使うが、因子BとCに関しては1と2の値を両方使うことなる。
・因子BとCの効果は、1と2で打ち消されていると考えると、実験ナンバー1と2のデータの和には、因子A1の情報しか含まれていないと考えられる。
・同様に、実験3と4のデータの和には因子A2の情報だけが、実験1と3のデータの和には因子B1の情報、実験1と4のデータの和には因子C1の情報だけが含まれている。
・このようなお互いに対して独立している性質を「直交している」という。
・4個のデータから3個の因子の効果が計算できる。実験に直交表を活用すると、非常に効率がよく、広く用いられている。
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