2010/07/03

「設計されたデータを取得する」とは

 「ベーシックタグチメソッド」などのわかりやすい著書で有名な長谷部光雄氏が、「標準化と品質管理」誌に、「初心者のための品質管理講座」を連載中である。今月号はその第4回であるが、そのなかにナルホドとうなる表現があった。

 「技術者の仕事、つまり製品開発のためのデータ解析では(※科学のための解析ではない:下名注)、データ構造が有効に設計されているかどうかが重要なのです。(中略)判断を下すために必要な要素を設計し、たとえ収集しにくくても対応するデータをを集める必要があるのです。」(標準化と品質管理,63,7,p.110,2010)

 今回の講座までに主に「機能をどう考えるか」の話が展開されており、結びのところで上記のように記載されている。初心者のための品質講座なのだから、多少不親切な表現に見えるが、、次回以降への伏線にもなっているのだろう。

 つまり、機能(システムの働き)を測るということと、わざと積極的に極端な条件を与える、というノイズ因子の考え方である。これらは計画的に設計されたデータである。その説明が次回以降に分かりやすくなされたときに、上記引用の意味がわかるという、ちょっと推理小説的な仕組みなのではないだろうか。

 小説といえば、最近出版された「技術者の意地」も、小説仕立てでわかりやすく、お奨めである(ただしエンディングはちょっと陳腐だったかな)。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

HPの更新久しぶりですね
まだかなーって少しイライラしてました。
(^^)


書籍のご紹介ありがとうございます。

つるぞう さんのコメント...

ありがとうございます。
更新はいやにならないようにマイペースでやっています。
よろしくお付き合いのほどを。

のっぽさんシリーズ、まだありますので、期待せずたまにアクセスしてみてください。