4.6 機能性評価の使いどころと効果
以上のような機能定義,ノイズ因子設定,SN比定義を実験計画段階でしっかり実施しておくことが,評価の手戻りを防ぐために重要である.これをP-diagramと呼ばれる図(図4)にまとめて,機能ブロック図や特性要因図等とともに関係者でレビューするとよい(図1の右上参照).
機能性評価の主な使いどころは,設計・開発の初期段階における,短時間での設計の見える化・改善と,購入部品の選定である.さらに直交表を用いたパラメータ設計(機能の安定性の改善)を実施する場合も,ベースは機能性評価であるため,その実験計画の質が重要である.
図4 P-diagramの例
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