2023/08/16

「品質工学の7つの壁」~その解決方針とは?①

 品質工学を社内で推進しようとしても,腰が重い,実施したとしてもリピートや定着に繋がらないなどの問題を散見する.以下筆者の指導経験に基づき,活用や推進がうまくいっていない組織の特徴についてまとめました。7回に分けてお送りします。

品質工学の壁1:そもそも、なぜ品質工学が必要なのかわからない
品質工学などの手法を手段ありきで導入しようとしていないでしょうか。マネージャーや担当者がその目的や必要性が分からずに「手法を適用」だけしているところは、うまくいっていないようです。こうなるとやらされ感ばかりでやる気が出ず、1回はやったとしてもリピートや定着につながりません。その結果、活動が成果に結びついていかないということになります。

 そのためには、品質工学を活用する目的や,その必要性を理解,明確にして実施できるように、関係者に説明し、理解を得る必要があります。もちろんそのような説明は容易ではありません。説明できる講師の社内育成や、短期には社外より講師を呼んで、説明会を開くことも重要です。そうすることで、目的に合ったところで適切な手法を使用することになり、成果に結びつきやすくなります。またマネージャや担当者は、手段について納得して進めることになるので、やらされ感は少なく、自主性や継続性につながりやすいのです。もちろん、目的に応じて品質工学以外のデータエンジニアリング、管理技術も同時に使用していくことも重要です。

このような課題にお悩みの企業様は、お気軽に株式会社ジェダイトまでお問合せください。

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