2023/08/19

「品質工学の7つの壁」~その解決方針とは?④

 品質工学を社内で推進しようとしても,腰が重い,実施したとしてもリピートや定着に繋がらないなどの問題を散見する.以下筆者の指導経験に基づき,活用や推進がうまくいっていない組織の特徴についてまとめました。7回に分けてお送りします。

品質工学の壁4:実務的、体系的な指導ができる講師の不足

 社内外に限らず、講師の実践経験、知識体系化レベルは驚くほどまちまちで、また経験年数との比例しません。それのレベルが低い場合は、教えている手法が自身で実証だれていなかったり(つまり受け売り)、表面的な説明しかできなかったり、天下り的な教科書の説明に終始することが多いようです。明示的な手順や数式は説明するものの、テーマごとの個別てきなことは「担当者が考えること」と責任を丸投げしてしまうことも散見されます。

 その解決策としては、講師の経験・体系化レベルは十分かをよく吟味する必要があります。まずはその講師の実業界での実績(どれだけ会社を設けさせたか、特許出願や実施額は等)を知る必要があります。学会発表や講演、著書などは件数ではなく内容を確認してください。講師は十分な経験と考察にもとづいて、知識を体系化できているかどうかです。実務で本当に必要な知識や困ったときの対処方法などを実践的に教えられることが求められます。品質工学に関して言えば、例えば機能の定義方法、ノイズ因子の抽出法、交互作用への対応方法、SN比の意味などについて体系的に説明ができ、実用的なガイドラインや解決手段を豊富にもっていることが大切です。

このような課題にお悩みの企業様は、お気軽に株式会社ジェダイトまでお問合せください。

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