さいごは、選択科目の3枚問題。一番力量が問われる問題だが、時間的にはⅡよりは余裕がある。
Ⅲ.選択科目(課題解決能力)
下名が昨年度受験した数理・情報について。
昨年と同じく、2問中1問選んで、原稿用紙3で回答。
Ⅲ-1. 実験計画法を用いた工程パラメータ最適化
Ⅲ-2. 大規模データを用いたマーケティング
昨年と良く似たタイプの問題で、これが現在の数理・情報における王道なのだろう。
実験計画法の問題は品質工学(パラメータ設計)の知識や経験まで披露できるし、ビッグデータについては最近流行りでもっとも出題されやすいところなので、きちんと準備していた受験者にとっては、用意していた内容を再現しつつ、設問にそった内容を肉付けすることでクリアできたのではないかと思う。
生産マネジメントのほうは、設計開発のフロンとローディングと、不適合品クレームに対する内容で、いずれも品質関連(前者は設計品質、後者は製造・市場品質)である。生産マネジメントの全体傾向として、今年はかなり品質マネジメントや統計・信頼性分野の問題が出たように感じる。
下名のような品質設計(品質工学、SQC)、品質マネジメントあたりを専門とするこれからの受験生にとっては、上記のような出題みると、生産マネジメントと数理・情報のどちらを受験するかは非常になやましい選択になるだろう。今回はたまたま品質関連に偏っていたが、生産マネジメントは範囲が広いので今後大幅に出題傾向が変わる可能性もたかい。いずれにしても、技術士やコンサルタントとして活躍するためには両方の分野の知識は必須にはなるのだが。。
一方で、生産技術やIE、JITなどを専門としてきた方にとっては今回の生産マネジメントの問題はかなりきつかったのではないかと想像する。
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